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マイカーローン契約時の必要書類|契約手続きの流れを紹介

執筆者:マネーFix 編集部

【監修】株式会社RKコンサルティング河合 克浩

一般企業、外資系金融機関を経て、現在はファイナンシャルプランナー(FP)として年間150件超のお金の相談に対応。難しく感じる経済やお金の話をわかりやすく説明することに定評がある。夢を実現するため相談者に寄り添い、人生が豊かになるサポートを心がけている。

車を購入する際に、マイカーローン(自動車ローン)を利用する方法があります。その際、契約のためにどんな書類を用意すればよいのかわからない人も多いのではないでしょうか。

ローンを契約する際に必要となる書類は多く、発行する場所も異なります。この記事では、マイカーローンを契約する際の流れと、必要になる書類、注意点を紹介します。

マイカーローン契約の流れ

マイカーローンを契約する手順は次の通りです。

  • 自動車販売店で見積をとる
  • 頭金や借入額、返済期間を検討する
  • カーローン会社に申請する
  • 仮審査を行う(任意)
  • 必要書類を提出して本審査を行う
  • 審査に通過したら契約を締結

自動車販売店で見積をとる

まず、自動車販売店で購入したい車の見積をとります。見積をとることで、購入したい車の諸費用を含めた総額がわかり、資金計画を立てやすくなるでしょう。

見積は複数の店でとれば、金額の比較ができます。値引き交渉をするときの材料にもなるので、できるだけ複数の店から見積をとることをおすすめします。

頭金や借入額、返済期間を検討する

頭金は多く用意した方が審査に通りやすくなります。頭金の目安は、車両本体価格の2~3割程度が一般的です。

なお、銀行マイカーローンでは、車両本体価格の1割に満たない金額は頭金として認めないなど、下限が設定されているケースもあります。

借入額は最大でも年収の半分までにしておくのが賢明です。例えば、年収が400万円の場合、借入額を年収の半分の最大200万円までに設定するとよいでしょう。

カーローン会社に申請する

Web上で申請可能なカーローン会社が多く、来店することなくローンの契約をすることもできます。

申請に必要なものは、氏名や生年月日といった個人情報です。ほかに、他社での借入状況、勤務先、勤続年数、年収などの情報を申告する必要があります。

仮審査を行う

仮審査は任意ですが、仮審査を行うことで申告した情報に間違いはないか、希望借入額が問題ないかを本審査前にチェックしてもらえます。

仮審査を行うメリットは、以下の通りです。

  • 借入可能額の目安がわかる
  • 信用情報機関の記録に残らない
  • 職場に在籍確認されない
  • 最短で当日中に審査結果が出る

必要書類を提出して本審査を行う

仮審査は簡易的なチェックのため、収入や借入状況などは申告した内容を元に審査します。一方、本審査では申告した内容に間違いがないか確認されます。申告内容に虚偽があったり、信用情報に傷があったりすると、仮審査に通っていたとしても本審査で落ちることがあります。

信用情報の確認では、滞納や自己破産などの金融事故の有無を個人信用情報機関に照会します。過去5~10年間に金融事故を起こしていると、本審査に落ちる可能性が高くなるでしょう。

審査に通過したら契約を締結

本審査を通過したら自動車販売店と契約を締結します。

本審査通過後にディーラーの提携先信販会社や銀行から融資を受けられるようになり、信販会社や銀行が販売店の口座にお金を振り込んでくれます。契約者が販売店の口座に振り込む必要はないため、販売店に提出する必要書類を準備して待ちましょう。

また、契約内容によっては自分の口座に振り込まれるケースもあります。この場合は自分の口座から販売店の口座に資金を振り込んでください。

マイカーローン契約時の必要書類

マイカーローン契約時の必要書類は、次の通りです。

  • 本人確認書類
  • 収入を証明できる書類
  • 資金の用途が確認できる書類

本人確認書類

マイカーローン契約時には、健康保険証、運転免許証、パスポート、住民基本台帳カード、マイナンバーカードなど本人確認ができる公的書類が必要です。金融機関によって求められる身分証明書が異なるため、事前に確認してください。

収入を証明できる書類

収入を証明できる書類は源泉徴収票、所得証明書、住民税課税決定通知書などです。

個人事業主の場合には、源泉徴収票の代わりに確定申告書の控えなどを提出します。

資金の用途が確認できる書類

用途が限定されるカーローンの場合、車の購入金額や販売店名がわかる書類が必要です。

車の見積書や売買契約書、販売店の領収書などの書類で資金の用途を確認します。

マイカーローンの必要書類に関する注意点

ここからは、必要書類に関する注意点を解説します。

  • 申し込み期限があるので前もって書類を準備する
  • 保証人の書類が追加で必要になることも
  • 借り換えの場合は別に書類が必要

申し込み期限があるので前もって書類を準備する

仮審査を受けた場合、本審査の申し込み期限があるため、必要書類は前もって用意しておくと安心です。

前述した必要書類の種類と発行場所を参考に、いつ、どこで、何を取得するのか予定を立てておきましょう。

保証人の書類が追加で必要になることも

基本的に、カーローンでは指定の保証会社の利用を条件に保証人は不要です。ただし、追加で保証人が必要になるケースもあります。

保証人が必要になるケースは以下の通りです。

  • 申込者が未成年
  • 収入が少ない
  • 収入が不安定
  • 過去に支払いが遅延したことがある
  • ローン返済比率が高い

借り換えの場合は別に書類が必要

借り換えとは、現在契約しているカーローンの残債を、別のローン会社で借りた資金を基に繰り上げ返済して、新たにローンを組み直すことです。借り換えは車の所有者が本人の場合のみ可能で、以下の書類が必要になります。

  • 顔写真付き本人確認書類
  • 健康保険証
  • 収入を確認できる書類
  • 資金用途が確認できる書類
  • 借り換え額が確認できる書類
  • 銀行の届出印
  • 車検証の写し

借り換え先の金融機関によって必要書類は異なるので、詳細は確認してください。

まとめ

ローンを契約する際にはさまざまな書類が必要です。申し込み期限を確認し、計画的に準備するようにしましょう。マイカーローンは保証人が不要なケースが多いですが、状況によっては保証人が必要な場合もあります。契約までの流れを把握したうえで、抜けのないように必要書類を用意するようにしてください。

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