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審査の甘いマイカーローンはどこ?車購入時の見分け方や審査のポイントを解説

執筆者:マネーFix 編集部

【監修】株式会社RKコンサルティング河合 克浩

一般企業、外資系金融機関を経て、現在はファイナンシャルプランナー(FP)として年間150件超のお金の相談に対応。難しく感じる経済やお金の話をわかりやすく説明することに定評がある。夢を実現するため相談者に寄り添い、人生が豊かになるサポートを心がけている。

マイカーローンにはさまざまな種類があり、審査の厳しさもそれぞれ異なります。審査に通る自信がなかったり、審査に落ちてしまったりした場合は、別の種類のマイカーローンを検討してみましょう。

この記事では、マイカーローンの種類や審査のポイントなどを解説します。審査に通りやすいマイカーローンを知りたい人は、この記事を参考にしてみてください。

審査の甘いマイカーローンとは?

車の購入時に利用できるローンは、大きく分けて以下の5種類があります。

  • 銀行のマイカーローン
  • 労金・信金のローン
  • ディーラーローン
  • 販売店の自社ローン
  • 消費者金融のローン

それぞれ審査基準が異なるため、中には審査が甘いカーローンもあります。各ローンの審査の難易度について、見ていきましょう。

銀行のマイカーローン

銀行のマイカーローンは、 その名の通り銀行などの金融機関から借りるカーローンのことです。

銀行のマイカーローンは、金利が1~4%程度と、ほかのカーローンよりも低めに設定されています。ローン契約中であっても車の所有権は持ち主にあるため、車の売却やカスタマイズも自由です。

ただし、銀行のマイカーローンは審査が厳しいです。収入が少なかったり、勤続年数が短かったりする場合は、審査に通らない可能性があります。

労金・信金のローン

労金・信金のローンとは、ろうきんや信用金庫が提供しているローンのことです。労金・信金のローンは、自動車ローンとしても活用できます。

労金・信金のローンは、金利が1~4%程度と低いのが魅力です。

ただし、労金・信金のローンの審査の厳しさは、 金融機関の中でもトップクラスといわれています。金利が低いぶん、貸し倒れのリスクが高まるため、審査を厳しくしています。

労金・信金のローンの申し込み条件は、以下の通りです。

  • 年齢:18~65歳
  • 勤務条件:ろうきん事業エリア内に自宅もしくは勤務先がある
  • 就労条件:現在の職場の勤続期間が1年以上

ディーラーローン

ディーラーローンとは、ディーラーが提携しているクレジットカード会社や信託会社、保証会社などが提供するカーローンのことです。

ディーラーローンの金利は、3~9%と高めです。購入した車が担保となるため、ローンを払い終わるまで車のカスタマイズに一定の制限がかかるうえ、支払いが完了するまで車の売却ができません。

ディーラーローンは審査が比較的緩めです。銀行のマイカーローンの審査に通らなかった場合でも、利用できる可能性があります。ただし、アルバイトやパートなど収入の低い人や、過去に金融事故を起こした人は、審査に通らないかもしれません。

販売店の自社ローン

販売店の自社ローンとは、主に中古車販売店が提供しているカーローンのことです。自社ローンの場合は、借入ではなく分割払いとなります。

自社ローンの金利は、無料のケースが多いですが、販売店によっては保証料や頭金が必要なこともあります。そのため、まとまった資金がないと利用できないでしょう。

販売店の自社ローンの審査は、ほかのマイカーローンよりも緩めです。ディーラーローンよりもさらに審査が通りやすいため、収入が低い人や金融事故を起こしている人、すでにほかに借入がある人でも通る可能性があります。

消費者金融のローン

消費者金融のローンは、用途が原則自由なので、車の購入にも利用できます。また、審査スピードが早く、最短即日で融資を受けられるケースも多いです。

ただし、消費者金融のローンは、金利が5~18%程度と高めです。ほかのローンの審査に通らなかった場合に初めて検討すべき選択肢といえるでしょう。

消費者金融ローンの審査は、比較的緩めです。特に、中小消費者金融は大手とは異なり独自の審査を行っているため、 融通を利かせてくれるケースがあります。過去に金融事故を起こしていたり、すでに多額の債務を抱えていたりする場合は、なかなか審査に通りません。

マイカーローンの審査で重要なポイント

マイカーローンの審査で重要なポイントは、以下の通りです。

  • 年収
  • 信用情報
  • 勤続年数
  • 職業

年収

年収は、高い方がマイカーローンの審査に通りやすく、借入金額の上限も高くなります。返済能力が高く、返済を滞りなく継続できるとみなされるためです。

反対に、年収が低いほど返済能力が低いとみなされ、審査に通りづらくなります。学生や主婦、アルバイトの人などは、審査が緩いマイカーローンを選択せざるを得ないケースもあります。

信用情報

信用情報とは、すでにほかのローンを組んでいたり、過去に税金や家賃などを滞納したりしていないかといった情報です。信用情報に傷があると、今後も滞納する可能性が高いとみなされ、 マイカーローンの審査に通りにくくなります。

信用情報の傷は、年収の低さや勤続年数の短さよりも大きなマイナスポイントになります。

勤続年数

勤続年数が長いほどマイカーローンの審査に通りやすくなります。収入が安定していて、今後もその状態を維持でき、遅滞なく返済ができるとみなされます。

逆に、勤続年数が短いと現在の収入を維持できる保証がないとみなされ、マイカーローンの審査に通りにくくなります。仮に収入が高くても同様です。そのため、転職を検討している場合は、マイカーローンの審査に通るまでは我慢した方がよいでしょう。

職業

安定した収入が見込める職業に就いている人ほど、 マイカーローンの審査に通りやすいです。例えば、正社員や公務員などが挙げられます。

一方、収入が不安定な職業に就いていると、なかなかマイカーローンの審査に通らないかもしれません。収入が不安定な職業の例としては、 アルバイトや個人事業主などが挙げられます。収入が正社員や公務員より高かったとしても、安定性が低いとみなされ、マイカーローンの審査では不利に働きます。

マイカーローン金利の種類と審査の関係

マイカーローンの金利には、「固定金利」「変動金利」の2種類があります。それぞれのメリット・デメリットは、下表の通りです。

メリット デメリット
固定金利 ・市場金利の変動に影響されにくい
・長期間借りる場合でも返済計画を立てやすい
・適用金利が高い
変動金利 ・適用金利が低い
・5年間は適用金利が変わらないため、短期間で返済できるなら有利
・市場金利の変動によって適用金利が上昇するリスクがある
・長期間借りる場合、適用金利が変動するリスクがある

固定金利

固定金利とは、金利相場の変動が起きても借入時の適用金利から変わらない金利タイプのことです。固定金利には「全期間固定金利」と「当初固定金利」の2種類があり、それぞれの特徴は、以下の通りです。

  • 全期間固定金利:借入時の適用金利が返済開始から終了まで固定される
  • 当初固定金利:適用金利の固定期間を2年、3年、5年などから選択できる(固定期間が長くなるほど適用金利は高く設定される)

固定金利の場合は、 金利相場による変動の影響を受けないため、返済計画が崩れにくいです。ただし、変動金利よりも適用金利が高い傾向にあります。

変動金利

変動金利とは、金利相場の変動に応じて、借入期間中に適用金利が変動する金利タイプのこと。適用金利は半年に一度、見直されるケースが多いです。

ただし、借入から5年間は適用金利の見直しはされません。また、適用金利は直前の返済額の最大1.25倍など、上限が設定されているのが一般的です。

審査の甘いマイカーローンでも落ちる人の特徴

審査が緩いマイカーローンでも落ちる人の特徴は、以下の通りです。

  • 勤続年数が短い
  • 収入が低い
  • ほかに借入やローンがある
  • 事故情報が登録されている

勤続年数が短い

勤続年数が短いと、安定した収入が得られる可能性が低いとみなされ、マイカーローンの審査に通りにくくなります。判断材料となるのは現職の勤続年数なので、前職の勤続年数がどれだけ長くても意味はありません。

そのため、転職を検討している場合は、 マイカーローンの審査後にした方がよいでしょう。

収入が低い

収入が低いと、 返済能力が低いとみなされるため、マイカーローンの審査に通りにくくなります。 そうはいっても、収入をすぐに増やすのは簡単なことではありません。

収入がネックとなっている場合は、借入の希望額を下げたり、より審査が緩いマイカーローンを検討したりする必要があります。

ほかに借入やローンがある

ほかに借入やローンがある状態、つまり多重債務を抱えている場合は、マイカーローンの審査には通りにくいです。 現時点で負債を抱えていると、金銭的に困窮しているとみなされます。そうなると、貸し倒れのリスクが高そうな印象を持たれてしまうでしょう。

返済できるローンがあるのなら、そちらを先に返済してからマイカーローンの審査に申し込むと、審査に通過する可能性が上がります。

事故情報が登録されている

事故情報とは、過去に何らかの支払いの滞納があったという履歴のことです。例えば、家賃や携帯電話の料金、税金などを滞納していると、信用情報機関にその事実が記録されます。

金融機関はローン審査の際、信用情報機関に申込者の記録を照会します。事故情報がある場合は、 マイカーローンの審査通過はかなり厳しいです。

すでに事故情報がある場合は対処が難しいものの、現時点で滞納などの履歴がないのなら、今後も各種料金の支払いは期日までに行うようにしましょう。なお、自分の信用情報に不安があるのなら、信用情報を開示して確認することができます。

マイカーローンの審査の流れ

マイカーローンの審査は、以下の流れで行われます。

  • 申込
  • 審査の実施
  • 審査結果の回答
  • 契約・振込
  • 返済

マイカーローンの審査前に準備しておきたいこと

マイカーローンの審査前に準備しておきたいこと、審査前にしてはいけないことは、以下の通りです。

準備しておきたいこと 審査前にしてはいけないこと
頭金 家賃や税金などの滞納
毎月返済可能な金額の把握 転職
条件に合ったローンの選択 別のローンの借入

マイカーローンを探すときにおすすめのサービス

引用:クラウドローン

自分でローンを探す場合は、手続きに手間がかかったり、条件に合った借入先を見つけられなかったりする可能性があります。そこでおすすめなのが、クラウドローンです。

クラウドローンとは、基本情報や希望条件を一度登録するだけで、条件に一致する複数の銀行からプランの提案を受けることができるサービスです。クラウドローンであれば、気軽に自分に合う銀行ローンを探すことができます。氏名や住所の登録も不要なので、プライバシー面でも安心です。


まとめ

マイカーローンの審査に通る自信がない、あるいはすでに落ちてしまっていても、あきらめるのは早いです。審査が甘いローンを選べば、マイカーローンが組めるかもしれません。今回紹介した内容を参考に、申し込むローンを検討してみてください。

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