教習所ローンとは、運転免許取得に必要な費用を借りられるローンです。自動車学校で免許を取得したいけれどお金がないという場合に利用でき、合宿・通学どちらにも使えます。
教習所ローンには、一般的なフリーローンやカードローンとは異なる特徴があります。例えば、借りたお金の使い道が、免許取得に制限される点などです。また、返済開始時期を遅らせられる「スキップ払い」のサービスを提供しているものもあります。
一方、消費者金融や銀行が提供するカードローンは使い道が自由なため、カードローンで借りたお金を免許取得費用に使うことも可能です。
自動車学校ローンは、運営主体(銀行・信販会社・大学生協など)によって異なる傾向があります。
銀行系の教習所ローン
多くの銀行では、マイカーローンで運転免許費用の借入ができます。
銀行系の教習所ローンは信販会社や大学生協の教習所ローンと比べると限度額が高く、金利が低めに設定されているのが特徴です。その代わり審査基準が厳しく、未成年者や学生は利用できないことが多いです。
銀行系の教習所ローンは、以下のような人に向いています。
- 安定した収入があり、審査に通過できる見込みのある社会人
- 金利を少しでも抑えたい人
- 多めの金額を借りたい人
信販系の教習所ローン
教習所の提携ローンは、主に信販会社が取り扱っています。
信販系の教習所ローンは、銀行系と比べると金利が高めに設定されています。しかし、18歳以上であれば学生でも本人名義で審査を受けられるのが大きな特徴です。未成年の場合は親権者による代理申し込みが可能な点も、ほかとは異なります。
また、独自のポイント特典を用意していたり、提携自動車教習所の窓口で申し込みができたりします。
信販系の教習所ローンは、以下のような人に向いています。
- 18歳以上の学生で、本人名義でローンを組みたい人
- 金利の高さよりも、審査通過のしやすさを重視する人
- 提携教習所の窓口で手続きを済ませたい人
- ポイント特典などの付加価値を重視する人
大学生協の教習所ローン
大学生の場合、大学生協の教習所ローンを利用できます。
大学生協の教習所ローンは、利用対象が大学生に限定されている点が最大の特徴です。金利は信販系の教習所ローンよりも低めに設定されています。
ただし、親権者を連帯保証人とすることが条件となっている点に注意が必要です。また、大学生協と提携している自動車教習所でしか使えないなど、利用先に制限がある場合もあります。
大学生協の教習所ローンは、以下のような人に向いています。
- 大学生であり、ほかの教習所ローンより金利を抑えたい人
- 親権者を連帯保証人にできる人