リースバック業者を選ぶときの注意点は、以下の通りです。
- どのような物件が得意か
- 得意な地域かどうか
- 物件をいくらで買い取ってくれるか
- 家賃が高すぎないか
- 担当者の対応は問題ないか
- 買い戻すときの価格は高すぎないか
どのような物件が得意か
リースバック業者によって、扱う物件の得意不得意があります。実績豊富な業者に依頼をした方が売却金額は高くなる可能性があります。一方で、不得意な業者に依頼すると、売却価格が低くなるかもしれません。
事前に公式サイト等で取引実績を調べて、その業者がどういった物件が得意なのか確認しておきましょう。必要であれば資料請求をしたり、営業担当に話を聞いたりするとよいでしょう。
得意な地域かどうか
リースバック業者は、対応可能エリアを公式サイトに掲載しています。まずは自身が所有する不動産のあるエリアが、その業者の対応エリアなのかどうか調べてみましょう。
そのうえで、都市部の取引実績が多いのか、地方の取引実績が多いのか、得意なエリアを判断しましょう。
全国対応とうたっている業者であっても、実際に相談すると対応してもらえないケースもあるので注意してください。
物件をいくらで買い取ってくれるか
一般的にリースバックの買取価格の相場は、周辺の不動産売買相場の70~90%です。
しかし、各業者が持つ取引実績や、グループ会社との連携などが影響し、価格差が生まれるのが実態です。
取引実績が豊富な業者は、それだけその物件を販売できるネットワークがあります。そのため、ほかの業者よりも高い価格で買い取ってくれる可能性が高くなります。
家賃が高すぎないか
リースバックは所有している不動産を高く売って、安い家賃で借りるのが最も恩恵を受けられます。そのため、買取価格だけではなく、その後の家賃がいくらになるのかも重要です。
家賃が高すぎないかどうかは、周辺の賃貸物件の相場を見てみるとよいでしょう。周辺相場よりも高い場合にはなぜその価格設定になっているのかを業者に確認して、値下げ交渉をするのも1つの方法です。
担当者との相性は問題ないか
担当者の対応も、業者選びの判断材料です。問い合わせの対応スピードや、丁寧さを見極めましょう。
リースバックでは、売却したあとも賃貸借契約をして住み続けるため、業者との関係性が継続します。長い付き合いになる可能性があるため、親身に対応してくれる担当者かどうかを見ておくことが大切です。
買い戻すときの価格は高すぎないか
将来的に買い戻しを検討している人は、買い戻すときの価格がいくらになるのかを事前に確認しておきましょう。買い戻すときの価格が高すぎると、当初思い描いていたライフプランの実現が難しくなってしまいます。
また、買い戻す価格だけでなく、買い戻すための条件も事前に確認しておきましょう。確認をしなかった結果、買い戻すときにトラブルになるケースもあります。