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おすすめのリースバック業者を比較!選び方のポイントも解説

執筆者:マネーFix 編集部

マネーFix 編集部

マネーFix 編集部は、FP有資格者や「ビジネス書」や「学習参考書」などさまざまなジャンルの編集経験者で構成されています。わかりやすく確かな情報を発信し「人生におけるお金の決断」の判断基準となる、信頼できるメディアを目指します。

リースバックは、家を売却したあとも、賃料を払うことでその家に住み続けられる方法です。「リースバックはどこに申し込めばいいの?」「リースバック業者を選ぶときの注意点は?」など疑問を持つ人もいるのではないでしょうか。

リースバック業者によって得意な物件タイプは異なります。また、売却価格や売却後の家賃も業者によってさまざまです。

この記事では、リースバック業者のおすすめを紹介し、業者の選び方を解説します。

この記事でわかること
  • リースバックのおすすめ業者
  • リースバック業者を選ぶときの注意点
  • リースバックを行うときのポイント
(※)この記事は2023年12月時点の情報をもとに執筆しています

おすすめのリースバック業者8選

近年リースバックの利用者は増加傾向にあり、それに伴ってリースバックを扱う業者も増えています。リースバック業者によって、得意としている地域や査定のスピードは異なります。

ここではおすすめのリースバック業者を8社紹介します。

リースバックプラス(一建設株式会社)

一建設株式会社が提供している「リースバックプラス」には、標準プランと定期プランの2種類があります。

標準プランでは長く住めば住むほど再購入する場合の価格が下がったり、3年目以降は新築戸建てに住み替えができたりするサービスがあります。

定期プランでは、最大1年間賃料が0円となります。また、退去時に自宅の市場価値が売却時よりも上がっていた場合に、一部をキャッシュバックするサービスがあります。

会社名 一建設株式会社
設立年数 1967年2月13日
査定スピード 書類査定は1~3日程
年齢条件 意思能力があれば年齢制限はなし
営業エリア 関東(東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬)
東北(宮城、福島)
中部(新潟、静岡、愛知、長野、岐阜)
近畿(三重、滋賀、京都、奈良、大阪、兵庫)
中国(岡山、広島、香川、山口)
九州(福岡、佐賀、熊本)
沖縄
会社HP https://leaseback.hajime-kensetsu.co.jp/

ハウス・リースバック(株式会社And Doホールディングス)

And Doホールディングスの「ハウス・リースバック」では、65歳以上の単身者に「みまもりDo」という定期訪問サービスを提供しています。65~74歳なら2ヵ月に1回、75歳以上なら安否確認も兼ねて毎月訪問してくれます。ペットの散歩や掃除、洗濯といった1時間程度でできる内容であれば、お手伝いをしてもらうことが可能です。

安心コールサービスも展開しており、毎日安否確認を兼ねて電話をする安心コールサービスもあります。

会社名 株式会社And Doホールディングス
設立年数 2009年1月
査定スピード 訪問査定のあと1週間以内
年齢条件 意思能力があれば年齢制限はなし
営業エリア 全国対応(一部物件により取扱いできないエリアもあり)
会社HP https://www.housedo.co.jp/leaseback/

セゾンのリースバック(株式会社セゾンファンデックス)

セゾングループが運営している「セゾンのリースバック」では、センサーで泥棒の侵入を感知するホームセキュリティや、緊急ボタンを押すと救急隊が駆けつける「みまもりサポート」などのサービスを提供しています。

また、契約者限定の優待サービス「セゾンのリースバックClubOff」が利用できます。ホテルや旅館の利用料が割引になったり、飲食店やアミューズメントパークが割引になったりします。

会社名 株式会社セゾンファンデックス
設立年数 1984年2月1日
査定スピード 最短即日
年齢条件 年齢制限なし
営業エリア 全国対応(一部対応できない地域あり)
会社HP https://www.fundex.co.jp/personal/leaseback/

ずっと住まいる(SBIスマイル株式会社)

SBIスマイル株式会社は、SBIホールディングスが運営をしているリースバック会社です。同社の「ずっと住まいる」は、日本マーケティングリサーチ機構による2023年1月期ブランドイメージ調査で「シニアが魅力を感じるリースバックNo.1」に選ばれています。

特徴は、1級建築士による建物検査があることです。家づくりに携わっている専門家が建物検査を行うことで、将来的な資産価値を維持しながら長く住み続けられます。

会社名 SBIスマイル株式会社
設立年数 2012年1月16日
査定スピード 最短即日
年齢条件 年齢制限なし
営業エリア 全国主要都市(市街化調整区域は原則不可)
会社HP https://www.sbismile.co.jp/leaseback/

あなぶきのリースバック(穴吹興産株式会社)

穴吹興産株式会社の「あなぶきのリースバック」は、オンライン相談ができる点が特徴です。「Web無料査定」で必要情報を入力すると、リースバック時の売買金額や家賃の設定額を掲示してくれます。

営業エリアは関東都市部と西日本です。「重点取込エリア」に該当する地域では、ほかの業者よりも高い金額を掲示してくれる可能性があります。

会社名 穴吹興産株式会社
設立年数 1964年5月25日
査定スピード 最短1日
年齢条件 年齢制限なし
営業エリア 重点取込エリア:
関東(東京、神奈川、千葉、埼玉)
中部(愛知、大阪、兵庫、京都)
中国(広島、岡山)
四国(香川、高知、徳島、愛媛)
九州(福岡)
取込検討エリア:
中国(鳥取、島根、山口)
九州(佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島)
会社HP https://www.anabuki.ne.jp/kaitori/leaseback/

en満ライフ(株式会社ミライエ)

株式会社ミライエの「en満ライフ」では、毎月ホームページにてリースバックの実績を掲載しています。

現金の使途が自由で、何歳でも利用可能、どの地域でも利用可能、所得の制限なし、誰が住んでいても利用可能という、自由度の高いリースバックが特徴です。

会社名 株式会社ミライエ
設立年数 非公開
査定スピード 問い合わせから売却までは1ヵ月以内
年齢条件 年齢制限なし
営業エリア 全国
会社HP https://www.enman-life.com/

あんばい(株式会社インテリックス)

株式会社インテリックスの「あんばい」は、「再契約による賃貸継続」と「期間満了による退去」が選べます。再契約の回数に制限はないため、家賃の滞納や未払いさえなければ、再契約を継続することでずっと住み続けられます。

賃貸借契約する際には、保証人や連帯保証人は不要です。保証人を立てるのが難しい高齢者などには、特におすすめのリースバック業者です。

会社名 株式会社インテリックス
設立年数 1995年7月17日
査定スピード 7営業日前後
年齢条件 年齢制限なし(75歳以上は医師の診断書等の提出が必要)
営業エリア 全国
会社HP https://www.intellex.co.jp/leaseback/

KEIAIのリースバック(ケイアイスター不動産株式会社)

前述の株式会社セゾンファンデックスと業務提をして、ケイアイスター不動産株式会社が提供しているのが「KEIAIのリースバック」です。こちらも、セゾンのリースバックで紹介したホームセキュリティやみまもりサポートなどの特典を利用できます。

オフィスビルや事務所、店舗、工場に事業用不動産といった事業用の不動産であってもリースバックできる点が特徴的です。そのため事業用不動産を持っていてリースバックを利用したい人にもおすすめです。

会社名 ケイアイスター不動産株式会社
設立年数 1990年11月
査定スピード 最短即日
年齢条件 年齢制限なし
営業エリア 全国
会社HP https://ki-group.co.jp/LBK/

マンション専門のリースバック業者おすすめ3選

マンションを専門に扱っているリースバック業者も存在します。所有している不動産がマンションであれば、マンション専門の業者に依頼をした方が高く取引できる可能性があります。

マンションリースバック(スター・マイカ株式会社)

スター・マイカ株式会社の「マンションリースバック」は、中古マンション買い取り戸数No.1の実績を持ちます。対応エリアは主要都市中心ですが、マンション専門リースバック業者の中では対応エリアが広いのが特徴です。

10年以上経営して培ってきた累計1万4000件以上の買い取り実績をもとに、「机上価格」と呼ばれる独自のデータベースを持っています。

会社名 スター・マイカ株式会社
設立年数 2001年5月
査定スピード 3営業日以内
年齢条件 年齢制限なし
営業エリア 北海道(札幌)
東北(仙台)
関東(東京、神奈川、埼玉、千葉)
近畿(大阪、京都、兵庫)
中国(広島)
九州(福岡)
会社HP https://www.starmica.co.jp/sell/leaseback/

明和地所のリースバック(明和地所株式会社)

「明和地所のリースバック」は、「クイックAI査定」を導入しています。必要情報を入力すると瞬時に査定されるので、ゆくゆくはリースバックを検討しているけど、現時点での金額を知りたいという人は査定してみるとよいでしょう。

「lifestyle club」と呼ばれる家事代行ハウスクリーニングや、インテリアショッピング、電化製品ショッピングで割引優待サービスが受けられます。対応エリアは首都圏と一部の地方都市となっています。

会社名 明和地所株式会社
設立年数 1986年4月24日
査定スピード 1~3日程度
年齢条件 年齢制限なし
営業エリア 北海道(札幌)
関東(東京、神奈川、千葉、埼玉)
中部(名古屋)
九州(福岡の近郊)
会社HP https://www.meiwajisyo.co.jp/chukai/support/leaseback/

売っても住まいる(大京穴吹不動産株式会社)

「売っても住まいる」は、不動産流通業を行う大京穴吹不動産株式会社が提供するリースバックです。賃貸借契約をしたあとの室内設備の無償修理や、賃貸契約満了時の住居紹介など手厚いサポートが魅力です。

会社名 株式会社大京穴吹不動産
設立年数 1988年12月7日
査定スピード 最短1週間で買い取り
年齢条件 年齢制限なし
営業エリア 全国
会社HP https://www.daikyo-anabuki.co.jp/leaseback/

リースバック業者を選ぶときの注意点

リースバック業者を選ぶときの注意点は、以下の通りです。

  • どのような物件が得意か
  • 得意な地域かどうか
  • 物件をいくらで買い取ってくれるか
  • 家賃が高すぎないか
  • 担当者の対応は問題ないか
  • 買い戻すときの価格は高すぎないか

どのような物件が得意か

リースバック業者によって、扱う物件の得意不得意があります。実績豊富な業者に依頼をした方が売却金額は高くなる可能性があります。一方で、不得意な業者に依頼すると、売却価格が低くなるかもしれません。

事前に公式サイト等で取引実績を調べて、その業者がどういった物件が得意なのか確認しておきましょう。必要であれば資料請求をしたり、営業担当に話を聞いたりするとよいでしょう。

得意な地域かどうか

リースバック業者は、対応可能エリアを公式サイトに掲載しています。まずは自身が所有する不動産のあるエリアが、その業者の対応エリアなのかどうか調べてみましょう。

そのうえで、都市部の取引実績が多いのか、地方の取引実績が多いのか、得意なエリアを判断しましょう。

全国対応とうたっている業者であっても、実際に相談すると対応してもらえないケースもあるので注意してください。

物件をいくらで買い取ってくれるか

一般的にリースバックの買取価格の相場は、周辺の不動産売買相場の70~90%です。

しかし、各業者が持つ取引実績や、グループ会社との連携などが影響し、価格差が生まれるのが実態です。

取引実績が豊富な業者は、それだけその物件を販売できるネットワークがあります。そのため、ほかの業者よりも高い価格で買い取ってくれる可能性が高くなります。

家賃が高すぎないか

リースバックは所有している不動産を高く売って、安い家賃で借りるのが最も恩恵を受けられます。そのため、買取価格だけではなく、その後の家賃がいくらになるのかも重要です。

家賃が高すぎないかどうかは、周辺の賃貸物件の相場を見てみるとよいでしょう。周辺相場よりも高い場合にはなぜその価格設定になっているのかを業者に確認して、値下げ交渉をするのも1つの方法です。

担当者との相性は問題ないか

担当者の対応も、業者選びの判断材料です。問い合わせの対応スピードや、丁寧さを見極めましょう。

リースバックでは、売却したあとも賃貸借契約をして住み続けるため、業者との関係性が継続します。長い付き合いになる可能性があるため、親身に対応してくれる担当者かどうかを見ておくことが大切です。

買い戻すときの価格は高すぎないか

将来的に買い戻しを検討している人は、買い戻すときの価格がいくらになるのかを事前に確認しておきましょう。買い戻すときの価格が高すぎると、当初思い描いていたライフプランの実現が難しくなってしまいます。

また、買い戻す価格だけでなく、買い戻すための条件も事前に確認しておきましょう。確認をしなかった結果、買い戻すときにトラブルになるケースもあります。

リースバックを行うときに知っておきたいポイント

リースバックを利用するときに知っておきたいポイントは、以下の通りです。

  • 買い戻す予定がある場合にはしっかりと貯蓄する
  • 相場をしっかり把握して納得のうえ決断する
  • デメリットもしっかり理解しておく
  • 新規参入の業者も検討する

買い戻す予定がある場合はしっかり貯蓄する

買い戻しをする予定がある場合には、しっかりと貯蓄をしましょう。リースバックを利用したときの売却価格は、一般的に市場価格の70~90%です。一方で、買い戻し価格の相場は、リースバックで売却した価格の110~130%となります。

買い戻すときには住宅ローンを組むこともできます。しかし、年収が下がっていたり、健康状態が悪かったりすると、思ったように住宅ローンを組めないこともあるので注意してください。

相場をしっかり把握して納得のうえ決断する

業者頼みになるのではなく、自分でも周辺相場を調べてみるとよいでしょう。

また、業者を比較検討して相場を把握しておくことも大切です。相場から極端に低かったり、高かったりするときは、なぜその価格になっているのか確認しましょう。理由に納得したうえで決断をすることが重要です。

デメリットもしっかり理解しておく

リースバックは、不動産を売却したあとも住み続けられるのがメリットです。一方で、通常の不動産取引の相場よりも安く売却することになるケースがほとんどです。自宅に住み続けることにこだわらないのであれば、リースバックを利用せずに普通に売却して、新たな住まいを探した方がよいケースもあります。

住宅ローンの残債が残っている人は、リースバックで売却してもローンが残ってしまうことがあります。

リースバックのデメリット
  • 売却価格は相場よりも安くなる
  • 賃貸借契約は無期限ではなく、更新が必要
  • 家賃が周辺相場より高くなる
  • 売却金額が住宅ローンの残債を下回るケースがある

新規参入の業者も検討する

リースバックは利用者が増えてきているため、新規で参入する業者も増えてきています。しかし、新規参入だからという理由で検討対象から除外するのは得策ではありません。

新規参入の業者でも、大手不動産会社のグループ会社の可能性があります。また、新規顧客獲得のためにキャンペーンを実施しており、他社よりもお得に利用できることもあるでしょう。

まとめ

リースバックは、所有している不動産を売却したあともそこに住み続けられる方法です。将来的に買い戻しも可能です。最近は利用者が増加傾向にあり、新しい業者が続々と参入してきています。

リースバックを利用する際は、複数の業者をしっかり比較するようにしましょう。記事を参考に、自分に合った業者を見つけるようにしてください。

人によっては、リースバックを活用しない方がよい場合もあります。リースバックのメリット・デメリットを正しく理解したうえで、どうするか慎重に決めるようにしましょう。

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