近年、老若男女問わず脱毛の施術を希望する人が増えています。「脱毛したいけれど費用が高くて迷っている」「ローンを組めるって聞いたけどちょっと不安」といった悩みを抱えていませんか?
脱毛の施術を受けるためにローンを組むことは可能ですが、デメリットや注意点もあります。
この記事では、「脱毛ローン」とはどのようなものか詳しく解説します。
- 脱毛にかかる費用の相場
- 脱毛ローンの概要
- 脱毛ローンの注意点
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【監修】株式会社RKコンサルティング河合 克浩
一般企業、外資系金融機関を経て、現在はファイナンシャルプランナー(FP)として年間150件超のお金の相談に対応。難しく感じる経済やお金の話をわかりやすく説明することに定評がある。夢を実現するため相談者に寄り添い、人生が豊かになるサポートを心がけている。
近年、老若男女問わず脱毛の施術を希望する人が増えています。「脱毛したいけれど費用が高くて迷っている」「ローンを組めるって聞いたけどちょっと不安」といった悩みを抱えていませんか?
脱毛の施術を受けるためにローンを組むことは可能ですが、デメリットや注意点もあります。
この記事では、「脱毛ローン」とはどのようなものか詳しく解説します。
一口に脱毛といっても、「自分で行う脱毛(セルフ脱毛)」「サロンで受ける脱毛(美容脱毛)」「クリニックなど医療機関で受ける脱毛(医療脱毛)」などの種類があり、金額に差があります。
一般的に、美容脱毛は「光脱毛」という方式が採用されています。永久脱毛はできないものの、痛みを感じにくいことが特徴といわれています。これに対して、医療脱毛は「レーザー脱毛」という方式です。痛みや肌への刺激を強く感じやすいものの、脱毛効果が高い傾向があります。
美容脱毛と医療脱毛の違いは、下表の通りです。
美容脱毛 | 医療脱毛 | |
---|---|---|
全身脱毛の費用 | 10万~15万円(6回) 20万~30万円(12回) |
20万~30万円(5回) |
部分脱毛の費用 | ワキ:1万~2万円 脚:6万~8万円 VIO:6万~8万円 |
ワキ:1万~3万円 脚:10万~15万円 VIO:5万~10万円 |
効果 | セルフ脱毛より高く、医療脱毛より低い | 効果が高く長持ちしやすい |
完了までにかかる期間 | 2~3年 | 1年~1年半 |
1回あたりの料金は、美容脱毛の方が安いことが多いです。しかし、医療脱毛は通う回数が少なくて済むため、総額で見ると安くなるケースもあります。
ここでいう「脱毛ローン」とは、脱毛にも使える医療ローン(メディカルローン)のことを指します。
医療ローンは、一般的には病気やケガなどの際の手術費用や入院費などを賄うためのローンとして知られています。使い道が限定されている分、何にでも使えるローンより金利が低いのが特徴です。医療脱毛であれば、医療ローンを利用できる可能性があります。
医療ローンを利用したい場合は、まず施術を受けるクリニックで相談してみましょう。提携しているローン会社や申し込み方法について教えてもらえるはずです。また、医療ローンを扱っている銀行などを自分で調べて申し込む方法もあります。
医療ローンには、大きく分けて「銀行系」と「信販系」の2種類があります。
銀行系医療ローンは、銀行が提供している医療ローンです。
金利が低く負担を抑えやすいのがメリットですが、審査が比較的厳しいといわれています。また、施術を受けるクリニックと提携しておらず、利用できない場合もあるので確認が必要です。
メリット | デメリット |
---|---|
・金利が低め(年2.5~7%程度) | ・審査が厳しめ ・クリニックによっては対応していない |
信販系医療ローンは、信販会社が提供している医療ローンです。信販会社とは、ローンやショッピングクレジットなどを主に扱う会社のことで、オリコやジャックスなどが大手として知られています。
信販系医療ローンは銀行系医療ローンよりも金利が高い傾向があります。しかし、対応しているクリニックの数が多く、銀行ほど審査が厳しくありません。
メリット | デメリット |
---|---|
・銀行ほど審査が厳しくない ・対応しているクリニックが多い |
・銀行系医療ローンより金利が高め (年6~14%程度) |
脱毛ローンを利用するメリットは、以下の通りです。
「医療脱毛を受けたいけれど、高額で手が出せない」という場合でも、脱毛ローンを利用すれば手が届く可能性があります。
ローンの審査さえ通過できれば、すぐに脱毛を始められます。審査基準は申し込むローンによって異なりますが、年齢、年収、他社で借りているローンの有無などに基づいて判断されることが多いです。
脱毛費用の支払い方法には複数の種類があります。お金を借りずに済む「一括払い」が最もお得ですが、それが難しい場合は脱毛ローンやカードローン、クレジットカード(分割払い)なども選択肢です。
脱毛ローンは、ほかの方法と比べて金利が低いのが魅力です。
脱毛ローン(医療ローン) | カードローン | クレジットカード(分割払い) | |
---|---|---|---|
追加借入 | × | ○ | ○ |
審査 | あり | あり | なし |
金利(実質年率) | 2.5~14%程度 | 2~18%程度 | 2回払いまで:手数料不要 3回払い以上: 15%程度 |
借入限度額 | 300万円程度 | 500万~1000万円程度 | 100万円程度 |
融資までのスピード | 数日~数週間程度 | 最短即日 | 即時 |
脱毛の分割手数料については、こちらの記事を参考にしてください。
参考:こちらの脱毛の分割手数料がもったいない!賢く脱毛を契約して失敗を防ぐ支払い方法をご紹介|マネーリテラシー
脱毛ローンを利用するデメリットは、以下の通りです。
脱毛ローンの場合、カードローンやクレジットカードの分割払いと違って、無審査での追加借入ができないという制限があります。
「手足だけ」など、部分脱毛をしている人があとから脱毛部位を追加したくなった場合、当初の予定より費用がアップすることになります。上がった費用分も借りるためには、脱毛ローンに再度申し込みをして審査を受けなければなりません。
すでに借入がある状態だと審査に通りにくくなるため、新たなローンが組めない可能性もあります。まずは抱えているローンを完済したうえで、追加部位のローンを組むのがおすすめです。
施術を受けるクリニックと提携しているローンを組んだ場合、途中で別のクリニックに転院することになったときにローンの全額返済を求められることがあります。現在のローンを完済したうえで、必要であれば転院先で新たにローンを組みます。
転院したいときは、残りのローンの扱いや転院に必要な手続きについて、いま通っているクリニックに確認してください。
脱毛ローンに申し込む前に知っておきたい注意点は、以下の2つです。
脱毛ローンに申し込むと、銀行や信販会社から勤務先に電話がかかってくるのが一般的です。これは「在籍確認」と呼ばれ、申し込み時に申告した勤務先で本当に働いているのか確認するために行われています。在籍確認ができないと、審査に落ちる可能性が高くなるので注意が必要です。
在籍確認の際には、ローンの審査であることは伏せられます。電話内容は「○○さん(申込者)はいますか?」などの簡単な問いかけだけで、早ければわずか1~2分ほどで終わります。職場の人にローンのことを知られる心配はありません。
脱毛ローンの審査が不安だからといって、同時に複数のローンに申し込むのはやめましょう。余計に審査に通過しにくくなってしまいます。
ローンに申し込んだ履歴は、信用情報機関に登録されます。照会すれば、同時に複数社に申し込んでいることがすぐにわかります。2社目に申し込むとしても、1社目の審査に落ちたことがわかったあとにするのが賢明です。
脱毛ローンは、銀行などの金融機関や施術を受けるクリニックなどで申し込めます。ここでは、以下について解説します。
銀行系と信販系で申し込みの手順が異なります。
ローンによって多少異なる場合もありますが、おおむね上記のような流れで手続きします。銀行系は審査完了まで1~2週間、信販系は数日程度かかることが多いです。
脱毛ローンの申し込みに必要な書類は、以下の通りです。
ローンによっては多少違う場合もあるので、確認してください。
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脱毛の施術を受ける場合、全身脱毛だと20万~30万円程度の費用がかかるのが一般的です。「脱毛したいけれど、手持ちのお金があまりない」というときは、脱毛ローンを利用する選択肢があります。
脱毛ローンには審査がありますが、カードローンやクレジットカードの分割払いなどよりも低い金利でお金を借りられる可能性が高いです。脱毛ローンを利用したいときは、まず施術を受けるクリニックなどに相談して、提携しているローンの内容や申し込み方法について詳しく教えてもらうとよいでしょう。
どのローンがよいのかわからない場合は、クラウドローンも活用してみてください。
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