美容整形の施術を受ける場合、高額な費用がかかることがあります。「整形したいけど、お金がない」「整形のためのローンがあるって聞いたけどリスクはないの?」といった悩みを抱えていませんか?
「整形ローン」と呼ばれる、美容整形に利用できるローンがあります。
この記事では、整形ローンとはどのようなものか、知っておきたい注意点なども含めて解説します。
- 整形に使えるローンとは
- 整形ローンのメリット・デメリット
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【監修】株式会社RKコンサルティング河合 克浩
一般企業、外資系金融機関を経て、現在はファイナンシャルプランナー(FP)として年間150件超のお金の相談に対応。難しく感じる経済やお金の話をわかりやすく説明することに定評がある。夢を実現するため相談者に寄り添い、人生が豊かになるサポートを心がけている。
美容整形の施術を受ける場合、高額な費用がかかることがあります。「整形したいけど、お金がない」「整形のためのローンがあるって聞いたけどリスクはないの?」といった悩みを抱えていませんか?
「整形ローン」と呼ばれる、美容整形に利用できるローンがあります。
この記事では、整形ローンとはどのようなものか、知っておきたい注意点なども含めて解説します。
美容整形の費用相場を整理しておきましょう。病院や整形内容などによっても変わりますが、おおむね以下の通りです。
整形の種類 | 整形内容 | 費用相場 |
---|---|---|
プチ整形 | ボトックス注射(顔) | 3,000~5万円 |
ヒアルロン酸注入 | 1万~10万円 | |
二重埋没 | 3万~20万円 | |
シミ・そばかす取り(レーザー) | 2万~4万円 | |
ダーマペン | 1万~3万円 | |
クマ取り | 1万~50万円 | |
整形手術 | 豊胸手術 | 50万~300万円 |
脂肪吸引(一部位) | 20万~120万円 | |
両目切開 | 10万~40万円 |
メスを使わずにできる「プチ整形」は比較的手頃な価格で受けられますが、メスを使う整形手術や大がかりなものは高額になる傾向があります。
整形の費用が足りないときは、ローンを利用してお金を借りるという選択肢があります。「整形ローン」と呼ばれるローンは、主に「医療ローン(メディカルローン)」のことを指します。
医療ローンは、借りたお金の使い道が「医療行為を受けるときにかかる費用」に限定されているローンです。病気やケガの際の治療費に利用されるのが一般的ですが、保険が効かない美容整形なども対象になります。
金融機関によっては、美容目的に限定した「ビューティーローン」という名称のローンもあります。こちらも医療ローン同様、整形費用の支払いに利用可能です。
整形ローンは、整形の施術を受ける医療機関や銀行などの金融機関で申し込めます。
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整形ローンを利用するメリットは、以下の通りです。
整形手術には100万円を超える高額な費用がかかるものも多いです。手元の資金だけでは賄えない場合でも、整形ローンを使うことで整形を受けるのをあきらめなくて済むのは、メリットといえるでしょう。
医療ローンは、保険適用外の高額医療も対象としています。例えば、以下の通りです。
整形費用を分割で支払う方法としては、整形ローンのほかにも、カードローンやクレジットカード(分割払い)も利用できます。ただし、この中で最も金利が低い(低コストで利用できる)のが整形ローンです。
それぞれの支払方法の特徴は、以下の通りです。
整形ローン(医療ローン) | カードローン | クレジットカード(分割払い) | |
---|---|---|---|
追加借入 | × | ○ | ○ |
審査 | あり | あり | なし |
金利(実質年率) | 2.5~14%程度 | 2~18%程度 | 2回払いまで:手数料不要 3回払い以上:15%程度 |
借入可能額 | 300万円程度 | 500万~1000万円程度 | 100万円程度 |
融資までのスピード | 即日~数週間程度 | 最短即日 | 即時 |
一般的なローンの場合、未成年だと申し込めなかったり、学生だと審査で不利になったりすることが多いです。
しかし、整形ローンの場合には連帯保証人を設定すれば、未成年や学生でも利用できる可能性が高くなります。
整形ローンのデメリットは、以下の通りです。
前述した通り、整形ローンを組む際には審査があります。未成年や学生でも利用できる可能性はあるものの、誰でも利用できるわけではありません。
整形ローンの審査では、主に以下をチェックされます。
具体的な基準はローンごとに異なりますが、収入が高い人や勤続年数が長い人、他社で組んでいるローンがない人、返済期日に遅れたことがない人などは有利になりやすいです。
すべての医療機関がローンでの支払いに対応しているとは限らないので、注意が必要です。
「医療ローンという支払方法を選択できない」「クリニックと提携しているローンしか選べない」というケースもあります。整形ローンでの支払いを希望する場合は、あらかじめ確認してください。
医療機関側も慣れているので、問い合わせれば、提携しているローンの有無や金利などの条件について丁寧に教えてくれるでしょう。
整形ローンは、カードローンなどと違って「即日融資(申し込んだその日のうちに借りること)」に対応していない場合もあります。クリニックまで出向いても、審査に時間がかかって、その日のうちに手術を受けられない場合もあります。
医療機関と提携しているローンの場合、1時間ほどで審査結果がわかるケースもあります。ただし、銀行のローンを利用する場合は1週間以上かかることも多いです。整形ローンを利用するつもりなら、余裕を持って行動しましょう。
どうしても即日融資を希望する場合は、「最短20分」などスピードを重視している消費者金融系のカードローンを利用する方法もあります。ただし、医療ローンより金利が高くなりやすいです。
整形ローンには、医療機関と提携しているローンのほか、比較的金利が低い「銀行系医療ローン」と呼ばれるローンもあります。銀行系医療ローンは「多少時間や手間がかかってもいいから、返済の負担を抑えたい」という人におすすめです。
ただし、銀行によって扱っているローンの内容はさまざまです。医療ローンを利用できるのか、どこで借りるのが最もお得か、調べたり考えたりするのはひと苦労です。面倒と感じたら、各銀行のローンをまとめて比較できるクラウドローンを利用してみましょう。
年収などの基本情報を一度入力するだけで、複数の銀行から「うちではこんな条件で借りられます」といった提案が届きます。無料で使える便利なサービスです。
整形手術を受ける場合、100万円を超える高額な費用がかかることもあります。「どうしても整形したいけどお金が足りない」というときは、整形ローンを組むのも1つの選択肢です。
整形ローンは、条件を満たせば未成年や学生でも利用できる可能性があります。カードローンやクレジットカードの分割払いに比べて金利が低めなのもメリットです。
まずは整形を受ける医院で「ローンの利用を検討している」と伝え、詳しい説明を受けましょう。どのローンを選べばよいかわからない場合は、クラウドローンで比較検討してみるのもおすすめです。
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