リフォームローンは、住宅の増改築費用を借りることができる目的型ローンです。住宅ローンと比べると手続きが簡素で、商品によっては無担保でも借りることができる便利なローンです。
この記事では、住宅ローンとリフォームローンの違いや、リフォームローンを選ぶ際のポイントを解説します。また、おすすめのリフォームローン5選もご紹介するので、リフォームローン選びの参考にしてください。
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【監修】株式会社RKコンサルティング河合 克浩
一般企業、外資系金融機関を経て、現在はファイナンシャルプランナー(FP)として年間150件超のお金の相談に対応。難しく感じる経済やお金の話をわかりやすく説明することに定評がある。夢を実現するため相談者に寄り添い、人生が豊かになるサポートを心がけている。
リフォームローンは、住宅の増改築費用を借りることができる目的型ローンです。住宅ローンと比べると手続きが簡素で、商品によっては無担保でも借りることができる便利なローンです。
この記事では、住宅ローンとリフォームローンの違いや、リフォームローンを選ぶ際のポイントを解説します。また、おすすめのリフォームローン5選もご紹介するので、リフォームローン選びの参考にしてください。
リフォームローンとは、マイホームの増改築や修繕費用など、性能向上リフォームに使用できる目的型ローンのことです。リフォームローンを利用できる主な費用は以下の通りです。
リフォームローンは住宅ローンの一種ですが、借入限度額や期限が異なります。借入限度額は、住宅ローンが「5000万~1億円程度」ですが、リフォームローンは「500万~1000万円程度」です。借入期限は、住宅ローンが「最長35年」であるのに対し、リフォームローンは「最長10~15年」と短く設定されています。
また、リフォームローンは住宅ローンと比べると準備する書類が少なく、手続きが簡素です。審査期間も1日~1週間程度で、住宅ローンよりも短く設定されています。
リフォームが小規模であれば、簡素で審査に通りやすいリフォームローンで十分ですが、中古物件購入と同時にリフォームをするような場合は、住宅ローンの利用がおすすめです。
リフォームローンを選ぶ際のポイントは以下の通りです。
リフォームローンには、「無担保型」の商品と「担保型」の商品があります。どちらにするかは、リフォームの規模で判断すると良いでしょう。
例えば、外装塗装や壁紙の張り替えなど、リフォームが小規模の場合には、保証料や手数料の少ない無担保型を選ぶと良いでしょう。万が一返済が難しい状況になったとしても物件などを失うリスクがありません。
一方、増改築など規模が大きいリフォームの場合や金利を抑えたい場合は、担保型を検討してみましょう。担保型のリフォームローンは、住宅ローンのように低金利で高額の借り入れをすることができます。ただし、担保にする物件の資産価値が借入希望金額に見合わない場合、審査に通らない可能性があります。
各金融機関のWebサイトでは、適用金利を確認することができます。適用金利とは、リフォームローンを組むときに適用される実際の金利のことです。各金融機関が提示する条件を満たすことで、金利割引が適用される場合があります。
主な金利割引の条件は以下の通りです。
金利の割引条件は金融機関により異なるため、自身の条件に合うかどうかをよく確認しましょう。
前述の通り、同じ銀行で住宅ローンを組んでいると金利が優遇されることもありますが、適用金利が必ずしも他の金融機関より低くなるとは限りません。また、金利だけでなく借入上限金額や申し込み審査条件などにも違いがあるため、すでに住宅ローンを組んでいた場合でも、複数の金融機関を比較検討することが重要です。
住宅ローンを返済中の場合、リフォーム費用を上乗せしてローンを一括管理することも可能です。ローンの返済先を1つに絞りたい場合は、金融機関に相談してみましょう。
死亡や病気など、万が一の場合に備えられる保険が団体信用生命保険(団信)です。団信に加入していると、ローンの死亡や病気によって返済が困難になった場合、残りのローンを保険金で返済することができます。
商品によっては、団信への加入が必須の場合があります。加入の有無や条件を確認するようにしましょう。
ここでは、無担保かつ、金利3%未満のリフォームローンを5つ紹介します。
京葉銀行のアルファバンクリフォームローンは、最低10万円から1万円単位で借り入れをすることが可能です。300万円までは、年収確認資料が不要で借り入れをすることができます。
以下の条件を満たすことで、最大0.5%の金利割引を受けることができます。
借入限度額 | 1000万円 |
---|---|
金利 | 変動金利2.5~3%(2023年1月1日現在) |
利用条件 | 満18歳以上満65歳以下、 完済時満75歳以下 |
返済方法 | 元利均等返済融資額の50%までボーナス時の増額返済を併用可能 |
団信の有無 | 加入あり |
千葉銀行の「住まいのリフォームローン」は、申し込みから契約までWebで完結でき、審査が最短即日で完了します。ただし、Web契約の場合には団信加入できないため、がん保障や3大疾病保障などの手厚い保障を受けることができません。なお、Web契約以外の場合、団信に加入することができます。
以下の条件を満たすことで、最大1.3%の金利割引を受けることができます。
【金利割引の条件】
1.環境に配慮したリフォームに該当する場合
2.1に該当しない場合
借入限度額 | 1500万円 |
---|---|
金利 | 変動金利1.6~2.9%(2023年1月25日現在) |
利用条件 | 満18歳以上満65歳未満, 最終約定返済日満70歳未満 |
返済方法 | 元利均等返済融資額の50%までボーナス時(6ヵ月ごと)の増額返済を併用可能 |
団信の有無 | Web契約以外で加入可能 |
三菱UFJ銀行の「ネットDEリフォームローン」は、メガバンクならではの安心感があります。店舗も多いため、全国どこでも申し込みが可能です。またWebで完結することも可能で、事前審査結果は最短即日、本審査の結果も最短翌々営業日に受け取ることができます。
以下の条件を満たすことで、最大0.885%の金利割引を受けることができます。
【金利割引の条件】
借入限度額 | 1000万円 |
---|---|
金利 | 変動金利1.99~2.875%(2023年1月25日現在) |
利用条件 | 満18歳以上, 完済時満70歳の誕生日まで |
返済方法 | 元利均等返済融資額の50%までボーナス時(6ヵ月ごと)の増額返済を併用可能 |
団信の有無 | 加入なし501万円以上の場合「スーパーリフォームローン(団体信用生命保険付)」の用意あり |
常陽銀行のリフォームローンは、店舗窓口で本申込が必要ですが、最短即日で審査結果が出ます。全国16店舗あるローンプラザは土日も営業しており、申込可能です。
以下の条件を満たすことで、最大1.2%の金利割引を受けることができます。
【金利割引の条件】
1.以下の条件すべて満たしている:1%
2.以下のいずれかの条件を満たしている:0.2%
借入限度額 | 1000万円 |
---|---|
金利 | 変動金利1.775~2.975%(2023年1月25日現在) |
利用条件 | 満18歳以上満66歳未満、完済時満75歳未満 |
返済方法 | 元利均等返済ボーナス時の増額返済も併用可能 |
団信の有無 | 加入あり |
イオン銀行ではオンライン相談ができ、手続きもすべて郵送で完結します。金利の割引はありませんが、固定金利2.75%で設定されています。
借入金額が500万円では足りない場合には、1億円まで借入可能な住宅ローン一体型の「住宅ローン リフォーム活用プラン」も用意されています。
借入限度額 | 500万円 |
---|---|
金利 | 固定金利2.75%(2023年1月10日現在) |
利用条件 | 満20歳以上満60歳未満 |
返済方法 | 元利均等返済融資額の50%までボーナス時(6ヵ月ごと)の増額返済を併用可能 |
団信の有無 | 加入なし |
リフォームローンは、商品によっては無担保かつ簡素な手続きで借りることができる便利なローンです。ライフスタイルなどの変化によってリフォームをし、まとまったお金が必要になった場合などに活用できるでしょう。
ただし、金利割引や借入限度額、団信の有無など、商品によって条件がさまざまです。この記事で紹介したポイントなどを参考に、自身に合った商品を探してみてください。
新築マンションのリフォームでできることや、気をつけることはこちらの記事で詳しく解説されています。あわせてご確認ください。
参考:【新築マンションのリフォーム】実際どんなことができるの?気をつける点は? |Praemio
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