金利の低い医療ローンは?医療ローンの種類とメリット・デメリットを紹介

執筆者:マネーFix 編集部

【監修】株式会社RKコンサルティング河合 克浩

一般企業、外資系金融機関を経て、現在はファイナンシャルプランナー(FP)として年間150件超のお金の相談に対応。難しく感じる経済やお金の話をわかりやすく説明することに定評がある。夢を実現するため相談者に寄り添い、人生が豊かになるサポートを心がけている。

医療ローンは目的型ローン(利用目的が定められているローン)の一種です。治療や入院だけでなく、保険適用外の特別な治療や美容整形などにも利用することができます。

フリーローンなどと比べると低金利で利用できるため、急に医療費が必要になった場合などに便利です。この記事では、医療ローンの特徴やメリット・デメリットについて解説します。

医療ローンとは

医療ローンは目的型ローンのため、医療費以外には使うことができません。ただし、医療行為に該当する費用であれば、保険適用外の費用も含め、幅広く利用することができます

医療ローンの種類と違い

医療ローンは、大きく「銀行系医療ローン」と「信販系医療ローン」の2種類に分けられます。

銀行系医療ローンとは、銀行や信用金庫などが提供している医療ローンのことです。金利が2.5~10.0%程度とフリーローン等と比べると低く設定されています。ただし、審査が厳しく、審査に数日~2週間程度かかります。

一方、信販系医療ローンは、クリニックと提携した信販会社が提供している医療ローンです。信販系医療ローンはクリニックの窓口で申し込むことができるため、手続きが簡単です。また、審査期間も数時間~数日程度と短めです。ただし、金利は4.0%~14.0%程度と銀行系医療ローンと比べると高めに設定されています。

医療ローンとカードローンの違い

医療ローンは、医療費以外の用途に利用することはできません。また、基本的には追加借入ができず、希望する場合は再度審査を受ける必要があります。

これに対してカードローンの場合、特に利用目的が定められていないため、借入金の使い道は自由です。また、利用限度額以内であれば追加での借入も可能です。

医療ローンのメリット

医療ローンのメリットは、以下の通りです。

  • 金利が低い
  • 保険適用外の高額医療にも使える

金利が低い

銀行系の医療ローンは、フリーローンやカードローンよりも金利が低いのがメリットです。それぞれのローンの金利相場は、以下の表の通りです。

種類 金利相場
医療ローン(銀行系) 2.5~10.0%程度
医療ローン(信販系) 4.0~14.0%程度
カードローン 1.5~18.0%程度
フリーローン 3.5~14.0%程度

信販系の医療ローンは、フリーローンと同程度の金利となっています。借入先によっても金利相場が変わるため注意が必要です。

保険適用外の高額医療にも使える

医療ローンで借り入れた資金は、保険適用の医療行為だけでなく、保険適用外の医療や高額医療の費用にも利用することができます。医療ローンの対象は、以下の通りです。

  • 保険適用外の治療費や手術代
  • 先進医療
  • 人間ドック
  • 出産費用
  • 美容整形
  • 審美歯科(ホワイトニングやインプラントなど)
  • レーシック
  • 脱毛 など

医療ローンのデメリット

医療ローンのデメリットは、以下の通りです。

  • 銀行系医療ローンの場合、審査に時間がかかる
  • 転院する場合は注意が必要
  • 信販系医療ローンは自由に選べない

銀行系医療ローンの場合、審査に時間がかかる

銀行系医療ローンは、数日~2週間程度の審査期間がかかります。信販系医療ローンよりも金利が低いぶん、厳しい審査が行われるため、即日審査結果が出ることはありません。

転院する場合は注意が必要

医療ローンを利用する場合、転院が難しくなります。医療ローンは、対象医療機関が提携している金融機関から借りるケースが多く、返済途中で転院すると残債を一括請求される可能性があるためです。転院する場合、手続きが複雑になることにも注意が必要です。

信販系医療ローンは自由に選べない

銀行系の医療ローンの場合は複数の金融機関から借入先を選べます。一方、信販系医療ローンの場合、各クリニックが提携しているローンを利用するため、借入先を選ぶことはできません。

おすすめの銀行系医療ローン

ここでは、おすすめの銀行系医療ローンを4つ紹介します。

  • 中国銀行医療ローン
  • ちばぎん医療ローン(千葉銀行)
  • 先進医療ローン(名古屋銀行)
  • デンタルローン(イオン銀行)

中国銀行医療ローン

中国銀行医療ローンは、医療に関するさまざまな用途で利用できる医療ローンです。金利が相場と比べて低いこと、返済期間に融通が利くことが特徴です。融資額は10万~500万円で、最低1万円から返済可能です。また担保や保証人の必要がありません。

借入限度額 10万~500万円
金利 2.975%(変動金利)
返済期間 6ヵ月~10年
用途 治療・手術費用、入院・介護施設入居費用など医療に関する費用

ちばぎん医療ローン(千葉銀行)

ちばぎん医療ローンは、インターネットで申し込みが完結します。融資額は10万~500万円で、最低1万円から返済可能です。また担保や保証人の必要がありません。

借入限度額 10万~500万円
金利 5.00~5.40%(変動金利)
返済期間 6ヵ月~10年(6か月単位)
用途 治療費用(先進医療治療費用、不妊治療費用など)、
入院費用、検査費用、出産費用、
他金融機関等の既存医療ローンの借換資金、
借換に伴う諸費用(支払利息・印紙税等)

先進医療費ローン(名古屋銀行)

名古屋銀行の先進医療費ローンは、高額な治療費が必要な先進医療や手術支援ロボット「ダヴィンチ」手術などに利用できます。借入可能な金額は10万~1000万円と多くの資金を借りられる可能性があります。

借入限度額 10万~1000万円
金利 2.9%(固定金利)
返済期間 6ヵ月以上~10年以内(1ヶ月単位)
用途 「先進医療」に関する治療費用および付帯する費用、
手術支援ロボット「ダヴィンチ」手術に関する費用および付帯する費用

デンタルローン(イオン銀行)

イオン銀行のデンタルローンは、歯に関する医療行為に特化した医療ローンです。借入金額の上限は700万円と高く設定されているため、多くの資金を借りられる可能性があるでしょう。また、仮にデンタルローンの審査に落ちてしまった場合でも、フリーローンとして再審査を行ってもらえます。

借入限度額 10万~700万円
金利 3.8~8.8%
返済期間 1~8年
用途 審美歯科(ホワイトニングやインプラントなど)

医療ローン選びで迷ったらクラウドローン

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まとめ

医療ローンは利用目的が医療費に限定されていますが、代わりにカードローンやフリーローンなど他のローンよりも低金利で利用することができます。また、保険適用外の医療にも利用できるため、急な出費が必要になったり、保険適用外の医療を受けることになった場合に便利です。

フリーローンやカードローンも医療費として利用することができるので、借入する場合は、目的に応じて検討するようにしましょう。

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