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SBI新生銀行の住宅ローンの評判・口コミ|メリット・デメリット、審査基準を紹介

執筆者:マネーFix 編集部

マネーFix 編集部

マネーFix 編集部は、FP有資格者や「ビジネス書」や「学習参考書」などさまざまなジャンルの編集経験者で構成されています。わかりやすく確かな情報を発信し「人生におけるお金の決断」の判断基準となる、信頼できるメディアを目指します。

住宅ローンを検討する際に、SBI新生銀行を申し込み先の候補に入れている人もいるのではないでしょうか。「SBI新生銀行のメリット・デメリットは?」「審査基準は厳しいの?」など気になっていませんか?

SBI新生銀行の住宅ローンは、日本マーケティングリサーチ機構の満足度調査で1位になるなど高い評価を得ています。

この記事では、SBI新生銀行の住宅ローンについて解説します。

この記事でわかること
  • SBI新生銀行の住宅ローンの概要
  • SBI新生銀行のメリット・デメリット
  • 審査基準や申し込みの流れ

(※)この記事の内容は、2023年9月執筆時点のものになります

SBI新生銀行の住宅ローンの金利タイプ

SBI新生銀行の住宅ローンでは、豊富な金利タイプが用意されています。

金利タイプ 適用金利
変動金利(半年型)タイプ<変動フォーカス> 0.420%
変動金利(半年型)タイプ 0.65%
当初固定金利タイプ 10年 1.05%
当初固定金利タイプ 20年 1.45%
長期固定金利タイプ 35年 1.70%
ステップダウンタイプ 1.70%

通常、金利タイプは変動金利よりも固定金利の方が高く設定されています。また、当初固定金利タイプよりも全期間固定金利の方が高い金利が設定される点が特徴的です。

現在の低金利下では変動金利を選ぶ人が多いですが、変動金利上昇リスクがあるため、将来に渡って返済額を固定させておきたいと思う人には固定金利が向いています。

ステップダウンタイプとは、借入10年後から5年ごとに金利が10%ずつ下がっていく仕組みです。上表ではスタート時の金利を記載していますが、借入期間を35年に設定した場合、31~35年目の金利は0.85%に下がります。借入期間によって金利がどう変化するかを下表にまとめます。

借入期間 金利
1~10年目 1.7%
11~15年目 1.53%(1.7%×0.9)
16~20年目 1.36%(1.7%×0.8)
21~25年目 1.19%(1.7%×0.7)
26~30年目 1.02%(1.7%×0.6)
31~35年目 0.85%(1.7%×0.5)

ステップダウンタイプは、25年、30年、35年の3つから選択できますが、がん団信に加入できない点に注意してください。

SBI新生銀行の住宅ローンを利用するメリット

SBI新生銀行住宅ローンには、以下のメリットがあります。

  • 事務手数料が安い
  • 用意されているオプションが手厚い
  • 頭金を用意することで金利優遇が受けられる

事務手数料が安い

事務手数料とは、住宅ローンを利用する際にかかる手数料のことです。手数料の金額は、借入する金融機関によって異なります。

SBI新生銀行の住宅ローンの事務手数料は、「定率型」「定額型」から選べるようになっています。

  • 定率型:借入金額×2.2%
  • 定額型:一律5万5000円(団信のみ付帯した場合)

定率型は、借入額に一定の割合を乗じて計算します。定額型は、借入額に関係なく定められた金額が適用されます。

定率型では借入額に2.2%を乗じた額になるのが一般的ですが、定額型は金融機関によって3~15万円程度と幅があります。SBI新生銀行の一律5万5000円は、比較的安いといえるでしょう。

ただし、定額型を選択した場合は、ほかに保証料を支払う必要があります。保証料は60万~100万円程度と高額なので、最終的に支払う諸費用がどのくらいの金額になるのか確認してください。

用意されているオプションが手厚い

SBI新生銀行の住宅ローンでは、「安心パック」「安心パックW」「安心パックS」というオプションが用意されており、病児保育や家事代行といったサービスが受けられます。

それぞれのオプションの詳細は、以下の通りです。

安心パック
  • コントロール返済:手数料なしで一部繰り上げ返済可能で、返済期間が短縮された分は途中で元本返済を休止できる
  • 安心保証団信:所定の要介護状態が180日以上継続した場合、もしくは公的介護制度における要介護3以上に認定された場合に住宅ローン残高が保険金にて支払われる
安心パックW

安心パックの内容に加えて、以下のサービスが受けられる

  • 病児保育サービス:子どもの急な発熱や病気などの際に仕事を休めない場合、専門の保育スタッフが代わりに預かってくれる
  • 家事代行サービス:アイロンがけや料理などの家事を幅広く代行してくれる
安心パックS

安心パックの内容に加えて、以下のサービスが受けられる

  • 自然災害時債務免除特約:災害に遭った際の損害の程度に応じて、最大24回分の住宅ローンの返済が免除される

これらのオプションを利用する際には事務手数料がかかります。金額は、以下の通りです。

  • 安心パック:11万円
  • 安心パックW、安心パックS:16万5000円

頭金を用意すれば金利優遇が受けられる

SBI新生銀行の住宅ローンでは、住宅を新規購入する際に、頭金を物件価格の10%以上用意すると金利が年0.05%優遇されます。

借入額が物件の購入価格(諸費用を除く)の90%以内であることが条件で、優遇の対象は当初借入金利のみです。

対象となる金利タイプは、以下の2つです。

  • パワースマート住宅ローン 当初固定金利タイプ
  • パワースマート住宅ローン 長期固定金利タイプ

SBI新生銀行の住宅ローンを利用するデメリット

SBI新生銀行の住宅ローンには、以下のデメリットがあります。

  • 手数料が高いプランもある
  • 変動金利の5年・125%ルールが適用されない

手数料が高いプランもある

SBI新生銀行の住宅ローンは、取扱手数料が定額型もしくは定率型から選べ、定額型を選ぶと5万5000円とお得な点が魅力です。

しかし、金利タイプに「変動金利(半年型)タイプ 変動フォーカス」を選択する場合、取扱手数料は定率型しか適用されません。そのため、借入額が大きいと取扱手数料も高くなります。

仮に3000万円を借入する場合、2.2%を乗じた66万円が取扱手数料となります。選ぶ金利タイプによって手数料が高くなる点に注意してください。

変動金利の5年・125%ルールが適用されない

SBI新生銀行の住宅ローンでは、変動金利の5年ルールおよび125%ルールが適用されません。

変動金利の場合、半年ごとに金利が見直されますが、見直された金利がすぐに返済額に反映されるわけではありません。5年間は現状の返済額のまま返済し、5年後から見直された金額での返済を行います。これが「5年ルール」です。

さらに、見直されたあとの返済額について、見直し前の返済額と比較して125%を超えないようにするルールがあります。これが「125%ルール」です。

5%ルールや125%ルールが適用されないと、金利上昇局面では半年後に毎月の返済額が大きく増える可能性があります。

SBI新生銀行の口コミ

SBI新生銀行の住宅ローンを利用している人の声を以下に紹介します。

SBI新生銀行の良い口コミ
  • すべて自宅で手続きが行える
  • 金利が低い
  • 取扱手数料が低く、保証料も不要である
  • 信用できる金融機関である
SBI新生銀行の悪い口コミ
  • 借り換えの際に窓口手数料が必要である
  • 申込内容によっては郵送での書類提出が必要である
  • 審査から契約までの時間がかかる

SBI新生銀行の住宅ローンは新規借入だけでなく、借り換えにも利用できます。その際、借り換え元の金融機関に残金を一括返済しなければなりませんが、多くの金融機関では、一括返済に対しての手数料を設定しています。手数料額は金融機関によって異なるので、借り換えの際には注意してください。

申し込み方法としては、インターネットと郵送があります。できるだけ早く契約手続きおよび融資実行まで進みたい人にはインターネットでの申込みがおすすめです。

SBI新生銀行の審査基準は厳しい?甘い?

SBI新生銀行住宅ローンの審査基準は、以下の通りです。

対象エリア 全国
審査申し込み方法 インターネット/郵送
契約方法 電子契約(希望に応じて店頭もしくは書面での手続きも可能)
仮審査の日数 仮審査なし
本審査の日数 2週間程度
審査から融資までの時間 20日程度
年収の制限 前年度税込年収が300万円以上(自営業者は2年平均300万円以上の所得)
勤続年数の制限 2年(自営業者は業歴2年)
年齢(借入時) 20~65歳
年齢(完済時) 80歳未満
借入可能額 500万~3億円

申し込み条件に年収の基準が設けられていますが、前年度税込年収300万円以上はそこまで厳しい基準ではありません。

安定して継続した収入があり、信用情報に問題がなければ審査に通る見込みはあるでしょう。ただし、他社からの借入が多い場合は審査に不利になるケースがあります。

また、SBI新生銀行の住宅ローンでは仮審査がありません。本審査のみなので、すぐに融資を受けたい人にもおすすめです。

SBI新生銀行の住宅ローンを申し込む流れ

SBI新生銀行の住宅ローンの申し込みの流れについては、以下の通りです。ここでは、手続きが簡単で融資までの時間が短縮できるインターネットでの申し込みの流れについて紹介します。

  1. インターネットで審査を申し込む
  2. 申し込みから約5営業日を目安に審査に必要な書類の案内が発送される
  3. 審査時に必要な書類を「住宅ローン マイページ」にログインし、アップロードする
  4. 審査の結果が電話もしくは郵送で通知される
  5. 電話で担当者と契約内容について打ち合わせ、確定する
  6. 電子契約にて契約手続きを行う
  7. 契約から約7営業日後に融資が実行される

申し込み時点ではSBI新生銀行の口座は必要ないですが、審査の過程で総合口座が開設されます。口座開設後に届くキャッシュカードおよび暗証番号通知書をなくさないように保管しておきましょう。

自分に合った住宅ローンを探すなら一括比較が便利

住宅ローンの内容や申し込み条件は、提供する金融機関によって異なります。自分に合った住宅ローンを見つけるためには、複数の金融機関の金利や条件を比較することが大切です。

どの金融機関を選べばよいのかわからない人は、一括比較サイトを活用しましょう。住宅ローンの一括比較サイトとしては、イーローンがおすすめです。

イーローンでは、ワンクリックで各金融機関の金利を比較できるので、自分で金融機関を探す手間が省けます。さらに、自分に合う金融機関が見つかれば、サイトからすぐに申し込みが可能です。

まとめ

SBI新生銀行の住宅ローンは金利が低く、手数料も抑えられるため、諸費用をできるだけ少なくしたい人に向いています。また、オプションで病児保育や家事代行などのサービスが利用できる点も魅力です。ただし、選ぶ金利タイプによっては手数料が高額になる点に注意してください。

SBI新生銀行の住宅ローンは仮審査がなく、本審査だけとなっています。できるだけ早く融資を受けたい人にもおすすめの住宅ローンです。

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