歯科衛生士になりたいけれど、学費がいくらかかるかわからないという人もいるでしょう。「医療系の学校だと学費が高そう」「学費が足りないから入学は無理かな」など、不安に感じていませんか。
歯科衛生士専門学校に通うために必要な費用は300万~400万円程度です。
この記事では、歯科衛生士になるために必要な学費について解説します。
- 歯科衛生士になるために必要な学費の目安
- 歯科衛生士の勉強は専門学校と大学のどちらがよいか
- 学費の準備が難しいときの対策
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【監修】株式会社RKコンサルティング河合 克浩
一般企業、外資系金融機関を経て、現在はファイナンシャルプランナー(FP)として年間150件超のお金の相談に対応。難しく感じる経済やお金の話をわかりやすく説明することに定評がある。夢を実現するため相談者に寄り添い、人生が豊かになるサポートを心がけている。
歯科衛生士になりたいけれど、学費がいくらかかるかわからないという人もいるでしょう。「医療系の学校だと学費が高そう」「学費が足りないから入学は無理かな」など、不安に感じていませんか。
歯科衛生士専門学校に通うために必要な費用は300万~400万円程度です。
この記事では、歯科衛生士になるために必要な学費について解説します。
歯科衛生士になるには、歯科衛生士学校や歯科衛生士養成所となっている専門学校や大学に通うのが一般的です。歯科衛生士としての知識や技術について3年以上学習したのち、歯科衛生士国家試験に合格する必要があります。
合格後は指定期間に申請し、歯科衛生士として登録すると免許証が発行されます。歯科衛生士は国家資格で、一度取得すれば生涯有効です。
歯科衛生士になるために必要な学費は、進学先や何年通うかによって異なります。ここでは、歯科衛生士になるために必要な学費の相場の平均について、専門学校と大学に分けて解説します。
専門学校は、最短3年で卒業できます。歯科衛生士専門学校に進学すると、入学時に入学金がかかるほか、授業料、実習費、施設費、諸経費が毎年かかります。
夜間部の方が、昼間部よりも学費が安い傾向があります。学校によって学費に差があるため、確認してください。
入学金 | 10万~20万円 |
---|---|
授業料 | 60万~70万円 |
実習費 施設費 諸経費 |
36万~56万円 |
合計 | 300万~400万円 |
大学は4年間通学する必要があるため、専門学校よりも学費が高くなる傾向があります。平均は国公立で414万円、私立文系で608万円、私立理系で732.8万円です。
国公立 | 私立文系 | 私立理系 | |
---|---|---|---|
入学費 | 67.2万円 | 81.8万円 | 88.8万円 |
在学費用 (4年間合計) |
414万円 | 608万円 | 732.8万円 |
歯科衛生士の国家試験を受験するには、国が定めた機関で、決められたカリキュラムを学習する必要があります。そのため、どこの専門学校や大学で学んでも歯科衛生士に必要な基礎知識は身につきます。
大学は専門学校のように歯科衛生士の学習に特化していません。一般教養や介護・福祉など幅広い分野について学べます。
歯科衛生士になるのに必要な科目だけを効率的に学びたい人は、専門学校を検討するとよいでしょう。
歯科衛生士国家試験とは、厚生労働省医政局が監修し、一般財団法人歯科医療振興財団が実施している国家試験です。受験手数料は1万4300円です。所定の払い込み用紙で一般財団法人歯科医療振興財団が指定する郵便局、または銀行の口座に振り込みます。
毎年3月の第一日曜日に実施され、試験時間は午前が9:30~12:00、午後が13:30~16:00に分かれています。午前、午後いずれもマークシートによる択一式の問題で、実技試験や小論文などはありません。
歯科衛生士になるためには多額の学費がかかります。お金の準備が難しい人もいるかもしれません。
学費が足りない、あるいは準備ができないときは次のような方法を検討してみましょう。
学校によっては、独自の奨学金制度を用意している場合があります。
例えば、以下のような制度が挙げられます。
学費の準備が難しいときは、このような制度が用意されていないか調べてみましょう。
提携教育ローンとは、信販会社と学校が提携して学生に提供する教育ローンのことです。信販会社が学校に直接入学金や授業料を振り込むため、確実に納付ができるメリットがあります。返済はライフプランや家計の状況にあわせて、さまざまな方法が選択できます。
代表的な信販会社の提携教育ローンとして、オリコの学費サポートプランと、SMBCファイナンスのセディナ学費ローンを提供している学校を紹介します。
奨学金制度とは、主に日本学生支援機構(JASSO)が運営している学費の貸与や給付を行う制度です。
奨学金制度は返済不要の「給付型奨学金」と、返済が必要な「貸与型奨学金」とに分けられます。貸与型奨学金はさらに無利息の「第一種奨学金」と、利息が生じる「第二種奨学金」に分けられます。
奨学金制度は、所得が低い人でも利用可能です。ただし奨学金が支給されるのは入学後になるため、入学金や入学前の費用には充てることはできません。
教育ローンは、政府系金融機関である日本政策金融公庫が提供する「国の教育ローン」と、民間金融機関が提供する「金融機関の教育ローン」の2つに分けられます。
教育ローンは奨学金と異なり、学習費や入学金、試験受験費用、研修費用など幅広い用途に利用可能です。早めに申し込めば、入学金や入学前の費用にも充てられます。
ただし、奨学金に比べて金利が高い傾向にあります。また、奨学金は貸与が終わるまで利息が発生しないのに対し、教育ローンは借りた翌日から利息が発生する点は注意が必要です。
教育ローンを利用するときに知っておきたいことは、以下の通りです。
教育ローンを利用する際は、少額であっても必ず審査があります。
金融機関は教育ローンの審査基準を公開していませんが、申し込み前に最低限、以下は押さえておきましょう。
ローンは金融機関によって利用額や金利といった条件が異なります。そのため、複数社の教育ローンを比較検討した方が、自分に合った教育ローンが見つかりやすくなるでしょう。
複数社の中から教育ローンを探すときは、のクラウドローンの活用をおすすめします。クラウドローンは、希望するローンの条件を入力すると、複数の金融機関から自分に合ったローンの提案が受けられるサービスです。
利用者は提案されたローンの中から比較して、自分に合ったものを選べます。色々な金融機関に相談したり、1件1件インターネットでローンの条件を自分で確認したりする手間が軽減されます。
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歯科衛生士になるために通う専門学校や大学は、高額な学費がかかります。学費の準備が難しい人は、奨学金や教育ローンを検討しましょう。
奨学金は金利が低い反面、入学金や入学前にかかる費用には充てられません。一方、教育ローンは奨学金に比べると金利が高めですが、用途が幅広いうえ、入学前の費用の準備にも利用できます。
それぞれのメリット・デメリットを理解して、自分に合った教育ローンを選びましょう。
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