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【例文あり】親にお金を借りるときの言い方は?借用書の書き方まで詳しく解説

執筆者:マネーFix 編集部

【監修】株式会社RKコンサルティング河合 克浩

一般企業、外資系金融機関を経て、現在はファイナンシャルプランナー(FP)として年間150件超のお金の相談に対応。難しく感じる経済やお金の話をわかりやすく説明することに定評がある。夢を実現するため相談者に寄り添い、人生が豊かになるサポートを心がけている。

親にお金を借りる理由はさまざまです。例えば、医療費や冠婚葬祭など急な出費による生活費の不足や、住宅購入や子育て費用の支援などが挙げられます。

しかし、どのような理由があっても「親に頼みにくい」「関係が悪くならないか不安」という人もいるでしょう。

この記事では、親にお金を借りるときの頼み方を紹介します。頼み方の例文や、贈与税の対策についても解説しています。親からの借入を検討している人は参考にしてください。

この記事でわかること
  • 親にお金を借りるときの頼み方
  • 親にお金を借りるときの注意点
  • 贈与税とみなされない借り方
目次 [開く]

親にお金を借りるときに押さえたい頼み方のコツ

親とはいえ、理由もなく子どもにお金を貸すことは少ないでしょう。お金を借りるには親子間でも誠意を伝える必要があります。

親に誠意を伝えて借入を頼むコツは、以下の通りです。

  • なるべく顔を合わせて口頭で伝える
  • お金を借りる理由を明確にする
  • 親に借りないとどうなるかを伝える
  • 返済方法を具体的に決めておく

なるべく顔を合わせて口頭で伝える

親からお金を借りる際は、なるべく顔を合わせて口頭で伝えた方が誠意は伝わります。

普段のコミュニケーションをLINEやメールで済ませているからといって、お金の相談をツール上で行ってしまうと、誠意が伝わりにくい可能性があります。

親子で気が知れた関係だからこそ、かしこまって対面で思いを伝えた方が、親も重要性を認識して真剣に向き合ってくれるでしょう。

また、遠方に住んでいて親に会うことが難しい場合は、電話で自分の声を聞かせてお願いした方が誠意を伝えられます。

「親だから子どもにお金を貸して当たり前」といった印象を与えてしまうと、貸してもらえないだけでなく、今後の親子関係の悪化につながる恐れがあります。

お金を借りる理由を明確にする

お金を借りたい理由を、具体的に伝えましょう。理由を伝える際には、以下の点を整理しておくと具体性を高められます。

  • 何に使うお金を借りたいのか
  • なぜお金を借りる必要があるのか
  • いくら必要で、どうしてその金額が必要なのか

お金が必要になる経緯が明確になると、親は状況を把握して貸付の正当性を認識できます。

例えば「子どもの入学資金を100万円貯めていたが、志望校が変わってあと50万円必要になった。貯金から30万円補填できたが、20万円どうしても足りないから借りたい」と伝えると、親は親身になって協力してくれるでしょう。

一方で、必要な理由や金額が不透明なまま借入をお願いすると、無計画な印象を与えてしまい断られる可能性もあります。

親に借りないとどうなるかを伝える

お金を借りる緊急性を伝えるために、親にお金を借りられないとどうなるかを伝えましょう。

説明例は、以下の通りです。

  • 借入できる手段が消費者金融しかなく、金利負担が大きい
  • 複数のローンに申し込みをしたが、審査に落ちてしまい借入先がない
  • 緊急でお金が必要であるため、金融機関の審査を待っている余裕がない

具体的にどうなるかを説明することにより、親は子どもの状況を理解します。

親としては、子どもが金利の高いローンを利用することや、生活に困窮することを望んではいないでしょう。そのため、貸付を検討してくれる可能性が高くなります。

返済方法を具体的に決めておく

親からお金を借りる際には、返済方法を具体的に決めることが重要です。

親とはいえ、必ずしも金銭的に余裕があるとは限りません。一生懸命やりくりして貸してくれる場合や、老後に備えて貯蓄した中から貸してくれる場合もあります。

以下の2つのポイントを明確にして、実現可能な返済計画を立てて伝えておきましょう。

  • 確実に返済に充てられる金額はいくらあるか
  • 返済回数と期間はどのくらいになるか

例えば、100万円を借入した場合は、以下のような返済計画を立てられます。

  • 返済金額:毎月の給料から2万円
  • 返済期間:4年2ヵ月(50ヵ月)
  • 返済開始の時期:来月から

給料が入るたびに返済が進むため、親も安心して貸付できるでしょう。また、毎月の返済額による生活への影響を最小限に抑えることで、途中で返済できなくなるリスクを軽減できます。

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親にお金を借りるときによくある理由と頼み方の例文

親にお金を借りる理由は、年齢や立場によってさまざまです。そのため、それぞれの状況にあわせて「何に・なぜ・いくら・親に借りる理由」を明確にする必要があります。

例文をあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

  • 社会人が親にお金を借りる理由
  • 一人暮らしの人が親にお金を借りる理由
  • 大学生が親にお金を借りる理由

社会人が親にお金を借りる理由

社会人が親にお金を借りるときによくある理由は、以下の通りです。

  • 友人の結婚が続いてご祝儀が重なり生活費が苦しい
  • 子どもの入学準備にお金が足りない
  • 体調不良によって思わぬ高額な医療費が発生した

「子どもの入学準備にお金が足りない」という理由をもとに例文を作成すると、以下のようになります。

項目 具体的な内容の例
何に 子どもの小学校入学に必要な準備品(ランドセルや学用品など)を購入したい
なぜ 予想以上に入学準備にかかる費用が高額で、現在の貯蓄では足りない
いくら 準備品にかかる費用20万円のうち15万円は工面できるため、5万円を借りたい
親に借りる理由 返済計画を立てて確実に返済できる相手として、親をもっとも信頼しているため

社会人は働いて収入を得ているため、緊急性の高い理由や突発的にお金が足りなくなった理由があると、親もお金を貸すことに納得しやすくなります。

一人暮らしの人が親にお金を借りる理由

一人暮らしの人が、親にお金を借りるときによくある理由は、以下の通りです。

  • 生活家電が立て続けに故障してしまった
  • 衝動買いや飲み会などで浪費してしまった
  • 近所トラブルで引っ越すための費用を借りたい

「生活家電が立て続けに故障してしまった」という理由をもとに例文を作成すると、以下のようになります。

項目 具体的な内容の例
何に 立て続けに故障した洗濯機や冷蔵庫を購入したい
なぜ 生活に必要な家電が同時に故障してしまったため
いくら 購入費用が洗濯機10万円、冷蔵庫10万円となるため、20万円借りたい
親に借りる理由 貯蓄が不足しているため、すぐに買い替えが難しいため

一人暮らしはほかに頼る相手がいないため、借りたい理由を誠実に伝えると、親もお金を貸すことに納得してくれやすいでしょう。

ただし、何度も借入を頼んでしまうと、お金の使い方に疑問を持たれてしまう恐れもあるため注意が必要です。

大学生が親にお金を借りる理由

大学生が、親にお金を借りるときによくある理由は、以下の通りです。

  • 試験前でバイトに入れなくて生活費が足りない
  • 部活の合宿や遠征費用が不足している
  • 就職活動の費用を借りたい

「就職活動の交通費を借りたい」という理由をもとに例文を作成すると、以下のようになります。

項目 具体的な内容の例
何に 就職活動に伴う交通費や宿泊費を借りたい
なぜ 地方の優良企業や首都圏の大手企業など、幅広く面接や会社説明会に参加するため
いくら アルバイトで50万円を貯蓄したため30万円ほど借りたい
親に借りる理由 アルバイト収入だけでは就活費用を賄うのが難しかったため

大学生の本業は学問であるため、収入が少ない実情を親も理解しています。使う目的が明確であれば、親の理解を得やすいといえるでしょう。

しかし、学生は親にお金を借りられなかったときの選択肢が少ないのも事実です。

学生ローンなら親や友人に知られることなく借入できる可能性があります。学生ローンの種類や利用条件について詳しく知りたい人は、学生ローンおすすめ10社を徹底比較!年齢や金利などの条件もチェックもあわせてご覧ください。

親にお金を借りる際に気を付けたい4つの注意点

親からお金を借りる際に気を付けたい注意点は、以下の4つです。

  • 嘘の理由を伝えると関係が悪くなる可能性がある
  • 親にお金を借りると贈与とみなされる可能性がある
  • 親からの借金を贈与とみなされると確定申告が必要になる
  • 完済前に親が亡くなると相続税の対象になる場合がある

嘘の理由を伝えると関係が悪くなる可能性がある

どうしてもお金が必要だからといって、病気や事故、詐欺被害など嘘の理由で親からお金を借りるべきではありません。

親は子どもが困っている状況を心配し、老後に貯めていた定期預金や保険などを解約してまでお金を工面してくれる可能性があります。そのため、嘘の理由がバレたときに信頼関係が大きく損なわれて、関係の修復が困難になることも考えられるでしょう。

また、親子間の金銭貸借は私的な問題として扱われることが多く、法的な問題に発展するケースが少ないですが、場合によっては詐欺罪に問われる恐れもあります。

親にお金を借りると贈与とみなされる可能性がある

親から借りる金額によっては、贈与とみなされて贈与税が発生する可能性があります。

贈与税とは、1月1日から12月31日までの1年間に個人から贈与を受けた財産の合計額から、基礎控除の110万円を差し引いた額にかかる税金のことです。

18歳以上の人が親から借りたお金が贈与とみなされた場合は、特例贈与財産用の税率が適用されます。特例贈与財産の税率は、以下の通りです。

基礎控除後の
課税額
税率 控除額
200万円以下 10%
400万円以下 15% 10万円
600万円以下 20% 30万円
1000万円以下 30% 90万円
1500万円以下 40% 190万円
3000万円以下 45% 265万円
4500万円以下 50% 415万円
4500万円超 55% 640万円
出典:国税庁「財産をもらったとき」をもとに加工

親に借りたお金を贈与とみなされないためには、借用書の作成や金利の設定を行って、借入を明確にする必要があります。

完済前に親が亡くなると相続税の対象になる場合がある

親からお金を借りている場合、完済前に債権者である親が亡くなると、親が保有する子への債権が相続財産に含まれることになります。

相続人が債務者である子1人の場合は、借入残高と相続した財産の合計額に相続税が科される仕組みです。債権・債務については、民法第五百二十条にもとづいて消滅します。

ただし、借主以外に相続人がいる場合は、以下のようなトラブルが発生する可能性があります。

  • 債権がほかの相続人に相続された場合は、その相続人に対して返済義務が生じる
  • ほかの相続人が、相続した債権に対して相続税を支払わなければならない

相続時のトラブルを避けるには、債務免除や借入していた子に債権を相続するように、債権者である親が遺言書を作成しておくことが重要です。

親にお金を借りるときの3つのポイント

親にお金を借りるときは、贈与とみなされて贈与税が発生しないように、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。

  • 借用書を作成する
  • 金利を設定する
  • 返済を銀行振込で行う

借用書を作成する

親にお金を借りる際に借用書を作成すると、贈与ではなく借入であると証明できます。

借用書に決まった形式などはないため、必要事項さえ記載されていれば手持ちの手帳やノートなどに手書きで作成も可能です。

借用書に記載する事項

借用書に記載すべき必要事項は、以下の通りです。

  • タイトル(借用書と記載)
  • 作成日
  • 借入金額
  • 返済方法・返済期日
  • 利息や利息の支払い方法
  • 借主の氏名・住所
  • 貸主の氏名

金額の大きい貸し借りをする場合には、以下のような取り決めを追加しておくと、金銭トラブルの回避に効果的です。

  • 遅延損害金
  • 返済期限の喪失条件
  • トラブルが起きた際に手続きする裁判所

遅延損害金とは、返済が遅れたときに返済額に加えて支払う賠償金を指します。

また、返済期限の喪失条件とは、返済期限に関係なく前倒しで一括返済を求められる借主の契約違反を定めた条件のことです。

トラブルが起きた際に手続きをする裁判所は、親の居住地を管轄する裁判所を選択しましょう。

1万円を超える借入には印紙税が必要になる

印紙税法第二条によって、1万円を超える借入に対する借用書には収入印紙の貼り付けが必要です。

借入金額に応じて必要になる収入印紙の金額は、以下の通りです。

借入金額 収入印紙の金額
1万円未満 非課税
10万円以下 200円
10万円を超え50万円以下 400円
50万円を超え100万円以下 1,000円
100万円を超え500万円以下 2,000円
500万円を超え1000万円以下 1万円
1000万円を超え5000万円以下 2万円
契約金額の記載がないもの 200円
出典:国税庁「No.7140 印紙税額の一覧表(その1)第1号文書から第4号文書まで」をもとに加工

借用書は、収入印紙を貼らなくても法的に有効ですが、印紙税法の違反によって脱税にあたります。

印紙税法第二十一条によって、三年以下の懲役もしくは百万円以下の罰金、または両方を科される可能性があるため、1万円を超える借用書には収入印紙を漏れなく貼り付けましょう。

借用書を作成する際の注意点

借用書を作成する際は、効力が無効になったり改ざんされたりしないように、以下の3つの注意点に配慮しましょう。

  • 署名と捺印をする
  • 手書きの場合はボールペンや万年筆で作成する
  • 借用書の金額は漢数字(大字)で記載する

貸主と借主が明確でなければ、借用書は無効になるため署名と捺印が必要です。署名は、金銭トラブルが発生した際の筆跡鑑定のためにそれぞれの直筆で行いましょう。

改ざんを防止するために、署名はボールペンや万年筆を使用します。借用書を手書きで作成する場合も同様です。

また、借入金額や返済額など借用書に記載する金額は、アラビア数字や通常の漢数字ではなく漢数字(大字)を使用すると改ざん防止に効果があります。

具体例は、以下の通りです。

アラビア数字 通常の漢数字 漢数字(大字)
1万円 一万円 壱萬円
2万円 二万円 弍萬円
3万円 三万円 参萬円

あらかじめ金額部分を印刷して不動文字にすることも改ざん防止に役立ちます。

金利を設定する

親にお金を借りた際に金利を設定していないと、本来発生するはずの利息相当額の贈与を受けたとみなされる可能性があります。借入であると明確にするために、金利を設定して借用書に記載しましょう。

個人間のお金の貸し借りでは、以下のように利息制限法第一条に定められた上限まで金利を設定できます。

借入額 利息制限法が定める上限金利
10万円未満 年20.0%
10万円以上100万円未満 年18.0%
100万円以上 年15.0%
出典:利息制限法第(利息の制限)一条をもとに加工

あくまで上限金利であるため、家族間では年1.0%に設定しても問題はありません。一方で、利息制限法の上限を超えた金利を設定した場合は、超過分は無効になります。

返済を銀行振込で行う

親から借りたお金を贈与とみなされないためには、銀行口座に返済履歴を残すことも効果的です。

税務署は脱税を防止するために、相続や確定申告の調査によって個人の銀行口座や取引履歴を確認できます。そのため、金利を記載した借用書を作成していても、返済した履歴がなければ、借入を証明できずに贈与を疑われる恐れがあります。

借入の信憑性を高めるために、返済する際は自身の名義で親名義の銀行口座へ振り込むようにしましょう。

親にお金を借りても贈与税がかからないケース

親からの借入が贈与税の基礎控除である110万円を超えても、借りる目的によっては一定額までは贈与税がかからない特例があります。具体的には、以下のケースです。

  • 結婚や子育てに関連する資金を借りた場合
  • 住宅を購入するために借りた場合
  • 教育資金として借りた場合
  • 相続時清算課税制度を併用した場合

結婚や子育てに関連する資金を借りた場合

結婚や子育てに関連する資金は、最大1000万円(うち結婚資金は最大300万円)までは贈与税が非課税となります。受贈者の対象は18歳以上50歳未満の人です。

例えば、親から結婚資金として300万円を借りている場合、子育て資金は最大700万円まで非課税で借入できます。

利用できる用途の具体例は、以下の通りです。

結婚資金
  • 挙式費用、衣装代などの婚礼費用
  • 家賃、敷金などの新居費用、転居費用
子育て資金
  • 不妊治療や妊娠検診に要する費用
  • 分べん費や産後ケアに要する費用
  • 子の医療費、幼稚園や保育所などの保育料など

非課税の適用を受けるためには「結婚・子育て資金非課税申告書」を金融機関に提出し、専用の口座を開設する必要があります。

住宅を購入するために借りた場合

住宅を購入するために親にお金を借りた場合は、以下の範囲で非課税の対象になります。

  • 太陽光パネルなどを設置した省エネ住宅なら最大1000万円まで
  • 一般の住宅なら最大500万円まで

ただし、適用されるためには、以下の要件を満たすことが必要です。

  • 受贈者は贈与を受けた年の1月1日において18歳以上であること
  • 贈与を受けた年の所得税にかかる受贈者の合計所得金額が2000万円以下であること(新築等をする住宅用の家屋の床面積が40立方メートル以上50立方メートル未満の場合は1000万円以下)
  • 贈与者は父母、祖父母などの直系尊属であること
  • 贈与を受けた年の翌年3月15日までに住宅取得資金として使用すること
  • 贈与を受けた年の翌年3月15日までに居住しているか、または居住が確実と見込まれること

非課税の特例を受けるためには、贈与税の申告書に「住宅取得等資金の非課税」の適用を受ける旨を記載します。また、所轄税務署に受贈者の戸籍謄本や、登記事項証明書などの書類提出が必要です。

教育資金として借りた場合

親から教育資金としてお金を借りた場合は、最大1500万円まで非課税となります。受贈者の対象は30歳未満の人です。

利用できる用途の具体例は、以下の通りになります。

学校などに直接支払われる資金
  • 入学金、授業料、入学試験の検定料など
  • 学用品の購入費、修学旅行費や給食費など
学校以外に直接支払われる資金
  • 学習塾や水泳教室など習い事に通う費用
  • 習い事に使用する物品の購入費など
  • 通学定期代や留学の渡航費などの交通費

非課税の適用を受けるためには「教育資金非課税申告書」を金融機関に提出し、専用口座の開設が必要です。

相続時清算課税制度を併用した場合

相続時清算課税制度とは、受贈者が2500万円まで非課税で贈与を受け取り、贈与者が亡くなったときに相続税として清算できる制度です。

対象者は、以下の通りです。

  • 贈与者は贈与した年の1月1日において60歳以上の人(父母や祖父母など)
  • 受贈者は贈与を受けた年の1月1日において18歳以上の推定相続人または孫

また、制度を適用した場合の贈与税の計算式は、以下の通りです。

(「1年間の贈与額-基礎控除110万円」の累計額-2500万円の特別控除)×20%

例えば、母親から5年に分けて400万円の贈与を受けた場合、基礎控除を除くと1450万円となり、特別控除の2500万円を下回るため贈与税は発生しません。

数年後に母親が他界して相続資産が5000万円だった場合、贈与を受けた1450万円を加算した6450万円に相続税が課税されます。

適用するためには、所轄税務署へ贈与税の申告期間内に「相続時清算課税選択届出書」の提出が必要です。

お金がないことを親にいえない人はカードローンを検討しよう

お金がないことを親にいえない人にカードローンをおすすめする理由は、以下の5つです。

  • 親に知られることなくお金を借りられる
  • 最短即日で現金を引き出せる
  • リボ払いで計画的に返済できる
  • 銀行カードローンならクレジットカードのキャッシングよりも金利が安い
  • 利用限度額内で何度でも借入できる

親に知られることなくお金を借りられる

カードローンはWebやアプリから申し込みをすると、郵送物や電話連絡なしで借入できるケースがあります。そのため、親に知られることなくお金を借りられる可能性が高いです。

郵送物や電話連絡なしで借入できるカードローンは、下表の通りです。

カードローン 金利 借入
限度額
無利息期間
プロミス 年4.5~17.8% 500万円 初回借入日の翌日から30日間
アイフル 年3.0~18.0% 800万円 初回契約日の翌日から30日間
SMBCモビット 年3.0~18.0% 800万円 なし
アコム 年3.0~18.0% 800万円 初回契約日の翌日から30日間
レイク 年4.5~18.0% 500万円 ・初回契約日の翌日から最大60日間
(Web申し込み)

・初回契約日の翌日から180日間
(5万円まで)

ただし、返済が遅れたり滞納したりすると、督促の電話連絡やハガキの郵送が行われます。借入する際は、返済が遅れないように無理のない計画を立てておきましょう。

最短即日で現金を引き出せる

消費者金融のカードローンに申し込みをすると、最短即日で現金を引き出せる可能性があります。大手消費者金融の融資までにかかる時間の目安は、以下の通りです。

  • プロミス:最短3分
  • アイフル:最短18分
  • SMBCモビット:最短15分
  • アコム:最短20分
  • レイク:最短25分

ただし、営業時間が終了する間際や営業時間外に申し込みをすると、即日融資できない場合もあります。

即日融資に対応しているカードローンの特徴や注意点について詳しく知りたい人は、以下の記事もあわせてご覧ください。

リボ払いで計画的に返済できる

多くのカードローンでは、残高スライド方式による元利定額のリボ払いを返済方式に採用しています。

残高スライド方式による元利定額のリボ払いとは、借入残高によって定められた返済額を毎月定額で返済する方法です。月々の返済額が一定になるため、借入後の家計への影響を把握しやすく計画的に返済できるメリットがあります。

また、月々の支払い以外に任意返済や一括返済にも対応しているため、返済期間の短縮によって支払う利息を抑えることも可能です。

残高スライド方式による元利定額のリボ払いは、金融機関によって以下の2種類に分かれます。

  • 最終借入後の借入残高で月々の返済額が決まるケース:主に消費者金融カードローン
  • 返済時点での借入残高で月々の返済額が決まるケース:主に銀行カードローン

月々の返済額が不透明にならないように、借入前に返済額が決まるタイミングを確認しておきましょう。

銀行カードローンならクレジットカードのキャッシングよりも金利が低い

銀行カードローンで借入すると、クレジットカードのキャッシングよりも金利を抑えられる可能性があります。

主な銀行カードローンの金利は、以下の通りです。

  • 三井住友銀行カードローン:年1.5~14.5%
  • 三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」:年1.8~14.6%
  • みずほ銀行カードローン:年2.0~14.0%

一方で、クレジットカードのキャッシングの金利は、概ね年15.0~18.0%であるため、銀行カードローンの方が低金利であるといえます。

ただし、銀行カードローンは即日融資に対応していないため、いますぐお金を借りたい人には向いていません。

いますぐお金が必要な人は、消費者金融のカードローンなら即日融資に対応しています。借入希望額によっては、クレジットカードのキャッシングよりも低金利で借入可能です。

利用限度額内で何度でも借入できる

カードローンには、利用限度額内なら何度でも借入できる特徴があります。利用限度額とは、審査によって決められた借入できる上限額のことです。

例えば、利用限度額が50万円の場合、50万円の範囲内なら返済途中でも繰り返し借入できます。不測の事態が起きて再びお金が必要になっても、利用限度額の範囲内の借入なら新たに審査を受ける必要がありません。

また、増額の審査を受けて通過すると、利用限度額の引き上げが可能です。カードローンの適用金利は、利用限度額が多いほど低くなる傾向にあります。

利用限度額は金融機関によって異なるため、目的の金額にあわせてカードローンを選びましょう。

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親にお金を借りることができなくても避けるべき行動

親にお金を借りられないからといって、焦って行動するとかえって状況が悪化する恐れがあります。

親にお金を借りられないときに避けるべき行動は、以下の4つです。

  • 闇金から借りる
  • ギャンブルで儲けようとする
  • クレジットカードの現金化をする
  • 友人から借りる

闇金から借りる

「ブラックOK」や「在籍確認なし」と容易に借入できるようなことをうたっている金融業者は、闇金の可能性が高いです。

闇金から借入してしまうと、高額な利息を請求されたり、取り立ての被害が家族や職場に及んだりする危険性があります。

また、丁寧な対応や返済の融通がきくからといって、「ソフト闇金」を利用することも避けましょう。闇金と同様に高額な利息を請求されるため、雪だるま式に借金が増えていく可能性があります。

返済できない状態が続くと犯罪に加担させられたり、提出した個人情報をほかの闇金業者に流出されたりする危険性があります。

申し込みを検討している業者が闇金かどうか判断できないときは、「登録貸金業者情報検索入力ページ」で貸金業者への登録を確認してください。貸金業法第三条で貸金業を営む場合は、貸金業者への登録を義務付けているため、登録がない業者はすべて違法業者です。

ギャンブルで儲けようとする

親にお金を借りられないからといって、ギャンブルで一攫千金を狙うことは危険です。

ギャンブルは、胴元が利益の大半を占める仕組みのため、利用者は利益を得るよりも損をする確率が高くなります。「次勝てば大丈夫」とくり返していると、返済できないほどに借金が膨らむ恐れもあるでしょう。

現状抱えているお金の問題を悪化させないために、堅実にお金を得る方法を検討しましょう。

クレジットカードの現金化をする

クレジットカードの現金化は、クレジットカード会社の規約に違反しています。そのため、発覚すると強制解約になって、利用残高の一括返済を求められる可能性があります。

クレジットカードの現金化とは、付帯されたショッピング枠を現金化する行為です。具体的には、以下の2種類の方法があります。

買取方式

ブランド品や金券など換金率の高い商品をクレジットカードで購入し、買取業者などに売却して一時的に現金を得る方法

キャッシュバック方式

現金化業者が扱う商品を購入して、購入特典としてキャッシュバックを受け取って一時的に現金を得る方法

いずれも、得られる金額はクレジットカードで支払う金額を下回ります。

友人から借りる

親にお金を借りられないときに、友人に頼ることは避けた方がよいでしょう。万が一、返済が遅れたり滞納したりすると、関係性が悪化する可能性が高いからです。

また、刑法第二百四十六条により、嘘をついて友人からお金を借りると、詐欺罪に問われる可能性があります。

友人からの借入が詐欺罪にあたるケースの例は、以下の通りです。

  • 嘘をついてお金を借りた
  • 返済の意思がないのにお金を借りた
  • お金を借りていないと嘘の主張をして返済を免れた

お金を返さないからといってすぐに詐欺罪が成立することはありませんが、可能性は考慮しておかなければなりません。

友人との関係悪化やトラブルを避けてお金を借りるなら、カードローンの利用がおすすめです。カードローンなら誰にも知られずに、まとまったお金を利用限度額内で何度も借入できる可能性があります。

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初めてカードローン使うならどこがいい?

親にお金を借りる際によくある質問

  • 親からは最大いくらまで借りられる?

    親から借入できる金額の上限は、明確に定められていません。しかし、110万円を超えてお金を借りてしまうと、贈与税が発生する可能性があります。

    親からお金を借りる場合には、以下の対策を実行しましょう。

    ・借用書を作成する
    ・金利を設定する
    ・返済を銀行振込で行う

  • 住宅購入時に受けた親からの支援はバレる?

    税務署は、個人のお金の流れを監視しているため、親からの支援がバレる可能性はあります。

    具体的には、以下の2つのパターンです。

    ・相続税の調査:死亡者が亡くなる前のお金の流れを税務署が調査することで発覚する
    ・法定調書:事業者が給与や保険金などのお金の流れを法定調書で税務署に知らせるため、納税時に差異が生じて発覚する

    申告を怠ると無申告加算税が課税され、申告期限から時間が経つほど延滞税も課税されます。親から支援を受けた場合は、正確に申告しましょう。

  • 親族から借入したときに設定する利率の相場はどれくらい?

    親族からの借入に設定する利率の相場は、明確に定められていません。借入を贈与とみなされないように数%でも設定しておくことが重要です。

    ただし、設定できる金利の上限は利息制限法第一条で定められています。上限を超過した分は無効となるため注意しましょう。

まとめ

親からお金を借りるには、親子間とはいえ誠意が必要です。お金を借りて当たり前という姿勢では、借入できないだけでなく親子関係が悪化する恐れがあります。

また、親からの借入が年間110万円を超えると、贈与税が発生する場合があります。借用書の作成や金利の設定など対策を行いましょう。

なお、親からお金を借りられない人や、親にお金がないことをいえない人はカードローンがおすすめです。カードローンなら、周りの人に知られることなく即日融資を受けられる可能性があります。

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