銀行カードローンには多くの種類があります。その中でも、オリックス銀行カードローンに興味を持った人は、自分に合うか気になっているのではないでしょうか。
この記事では、オリックス銀行カードローンの金利や審査難易度、返済方法などを紹介します。ほかの銀行カードローンと比較する際の参考にしてください。
オリックス銀行カードローンの特徴｜金利や審査の解説と返済シミュレーション
執筆者：マネーFix 編集部
2023-03-17
2023-05-06
オリックス銀行カードローンの特徴
オリックス銀行カードローンの基本情報は、以下の通りです。
| 利用限度額 | 10万～800万円 |
|---|---|
| 金利 | 1.7～14.8％ |
| 審査スピード | 最短即日 |
| 申し込み資格 | ● 契約時の年齢が20～69歳 ● 国内在住（外国籍は永住許可が必要） ● 安定した収入がある（専業主婦・主夫は除く） ● オリックス・クレジットまたは新生フィナンシャルの保証が受けられる |
| 返済方法 | ATM・口座振替・振込 |
オリックス銀行カードローンは、ガン保障特約付きプランがあることが大きな特徴です。ガン保障特約付きプランの「Bright」に申し込むことによって、ガンの診断を受けた際、借入残高が0円になります。
また、オリックス銀行は「オリックス・クレジット株式会社」「新生フィナンシャル株式会社」の2社を保証会社としているため、審査を2回受けられます。
オリックス銀行カードローンは、こんな人におすすめです。
- がん保障特約に興味がある
- 新たに口座を開設したくない
- 忙しくて銀行に行く暇がない
オリックス銀行カードローンの特徴は、以下の通りです。
- 提携ATMの利用手数料が0円
- 手続きがWeb完結
- がん保障特約付きプランがある
- オリックス銀行の口座がなくても利用できる
- 最大融資可能額が800万円
- 返済は月々3,000円から
提携ATMの利用手数料が0円
オリックス銀行カードローンは、全国10万台以上の提携ATMにて手数料無料で利用できます。提携ATM設置機関は、下表の通りです。
| コンビニ・スーパー | ● セブン銀行 ● コンビニATMイーネット ● ローソン銀行 ● イオン銀行 |
|---|---|
| 都市銀行・地方銀行 | ● 三菱UFJ銀行 ● 三井住友銀行 ● 西日本シティ銀行 ● ゆうちょ銀行 |
手続きがWeb完結
オリックス銀行のカードローンは、自宅にいながらWebで申し込み手続きが完了できます。いくつかのフォームに入力し、送信するだけで完了するため簡単です。
また、オリックス銀行のサイトやアプリから融資状況をいつでも確認できる点もメリットです。
がん保障特約付きプランがある
オリックス銀行カードローンには、「Bright」というがん保障特約付きプランが用意されています。万が一に備えたい人にはおすすめです。
Brightの内容は、下表の通りです。
| 保障内容 | 「死亡・高度障害」または「ガンと診断確定された」ときに借入残高が0円になる |
|---|---|
| 保険料 | 0円 |
| 契約内容 | ● 金利の上乗せなし ● 借入残高と保険金が同額の場合は返済不要 ● 借入残高よりも保険金が少ない場合、借入残高が保険金として充当 |
オリックス銀行の口座がなくても利用できる
オリックス銀行カードローンは、オリックス銀行の口座を開設しなくても利用できます。新たな口座を開設するのに抵抗がある人にもおすすめです。
最大融資可能額が800万円
オリックス銀行カードローンは、最大800万円まで借りることができます。結婚式の費用など、多額の借入が必要なときに役立ちます。
返済は月々3,000円から
オリックス銀行カードローンは、月々3,000円から返済できます。そのため、無理のない返済計画を立てることが可能です。
オリックス銀行カードローンの注意点
オリックス銀行カードローンの注意点は、以下の通りです。
- 無職・専業主婦など安定収入のない人は利用できない
- 審査時間が長い傾向にある
- 上限金利が高い
無職・専業主婦など安定収入のない人は利用できない
オリックス銀行カードローンは、無職や専業主婦など安定収入のない人は利用できません。安定収入がない場合は、ほかのカードローンを検討した方が賢明です。
審査時間が長い傾向にある
オリックス銀行カードローンは、即日審査が可能ですが、申し込みのタイミングや混雑状況により、審査結果が出るまでに時間がかかる可能性があります。
審査結果は2～3日でわかることが多いですが、オリックス銀行は平日のみの営業のため、土日祝日を挟む場合は審査結果の回答に1週間ほどかかるケースもあります。
上限金利が高い
オリックス銀行カードローンの金利は1.7～14.8％です。ほかの銀行カードローンの金利と比較すると、上限金利が高めです。金利の比較は下表にまとめました。
| ローン名 | 金利 |
|---|---|
| オリックス銀行カードローン | 1.7～14.8％ |
| 楽天銀行スーパーローン | 1.9～14.5％ |
| 三井住友銀行カードローン | 1.5～14.5％ |
| 横浜銀行カードローン | 1.5～14.6％ |
| 三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 | 1.8～14.6％ |
利用限度額ごとの具体的な金利は、次項で取り上げます。
オリックス銀行カードローンの金利
オリックス銀行カードローンの金利は、1.7～14.8％です。借入限度額と金利は、下表の通りです。
| 利用限度額 | 金利 |
|---|---|
| 100万円未満 | 12.0～14.8％ |
| 100万円 | 6.0～14.8％ |
| 100万円超150万円以下 | 6.0～14.8％ |
| 150万円超200万円以下 | 5.0～12.8％ |
| 200万円超300万円以下 | 5.0～12.8％ |
| 300万円超400万円以下 | 4.5～8.8％ |
| 400万円超500万円以下 | 4.5～8.8％ |
| 500万円超600万円以下 | 3.5～5.8％ |
| 600万円超700万円以下 | 3.5～5.8％ |
| 700万円超800万円以下 | 1.7～4.8％ |
オリックス銀行カードローンの審査
オリックス銀行カードローンの審査について解説します。
必要な書類
オリックス銀行カードローンの審査に必要な書類は、次の通りです。
| 身分証明書 | ・運転免許証（変更事項がある場合は両面） ・健康保険証 ・マイナンバーカード（表面のみ） ・パスポート（顔写真ページ、所持人記入欄ページ） ・在留カードまたは特別永住者証明書（顔写真のあるものに限る） |
|---|---|
| 所得証明書類 | ・源泉徴収票 ・住民税決定通知書 ・課税証明書 ・納税証明書 ・確定申告書（付箋を含む） ※希望借入可能上限額が50万円を超える場合、上記書類から1点提出 ※個人事業主、会社経営者は源泉徴収票以外の書類を提出 |
提出書類として認められるのは、本人の「氏名」「住所」「生年月日」の3項目が確認できるもののみです。提出する前に、最新の住所が記載されているかどうか確認してください。
審査の厳しさ
オリックス銀行カードローンは、消費者金融のカードローンと比べると審査が厳しめです。銀行カードローンの場合、金利が低い一方で信用情報が厳しく見られる傾向があるため、比較的審査に通りにくいです。
ただし、オリックス銀行カードローンの場合は、保証会社2社と提携しています。審査を2回受けられるため、ほかの銀行カードローンよりは借りられる可能性が上がります。
審査日数
オリックス銀行カードローンの審査時間は、最短即日です。しかし、申し込みのタイミングや受付の混雑具合により、審査回答に時間がかかることもあります。
多くは、2～3日中に審査回答を得られます。ただし、オリックス銀行は平日営業のため、土日祝日を挟むと審査回答まで1週間程度かかることもあるので注意してください。
在籍確認
オリックス銀行カードローンでは、本審査時に電話で在籍確認が行われます。ただし、勤務先に社名を名乗らずに担当者の個人名で電話がかかってくるため、カードローンの利用を知られる可能性はきわめて低いです。
借入診断
オリックス銀行カードローンでは、申し込み前に「かんたんお試し診断」が可能です。年齢・他社借入件数・他社借入金額を入力するだけで、借入可能かどうかがすぐにわかります。
ただし、あくまでも目安であるため、結果は参考程度に留めておきましょう。
審査に落ちる人の特徴
オリックス銀行カードローンの審査に落ちる人の特徴は、以下の通りです。
- 収入が不安定
- すでに多くの借金を抱えている
- 5年以内に金融事故を起こしている
オリックス銀行カードローンは、収入が安定していることを利用条件の1つとしています。フリーターや、開業したての個人事業主だと、審査で不利になるかもしれません。正社員であっても、転職から間もないと収入が不安定とみなされます。
審査では、借入金額だけでなく借入件数も対象となります。すでに抱えている借金が多いと、審査ではマイナスに働く可能性が高いです。
5年以内に金融事故を起こしていると、審査通過はあまり期待できません。金融事故とは、クレジットカードの支払いや家賃の滞納のことです。金融事故を起こすと、信用情報機関のブラックリストに最低5年間掲載されます。ブラックリストは金融機関も審査の際に確認するため、掲載されていたら審査通過は厳しくなります。
オリックス銀行カードローンの返済
オリックス銀行カードローンの返済方法・返済日について解説します。また、返済シミュレーション結果の一例も紹介します。
返済方法
オリックス銀行カードローンの返済は、ATM振り込み、指定口座振り込み、口座引き落としで行えます。
返済方法には「約定返済」「任意返済」の2種類があります。
約定返済とは毎月決まった日に行う返済のことで、任意返済とは、約定返済とは別に追加で行う返済のことです。任意返済することで元本が早く減るため、総支払額を抑えることができます。
支払い方法は、後からでも振り込みから口座振替に変更可能です。変更手続は、以下の手順で行います。
- 契約者専用サイト「メンバーズナビ」にログイン
- 「各種変更手続き」を選択
- 「返済方法変更」から口座振替に変更
返済日
約定返済日については、毎月「10日」「月末日」から選べます。返済額は、約定返済日の14日前の午前3時時点の借入残高によって決まります。返済金額は、契約者専用サイト「メンバーズナビ」にて確認可能です。
返済シミュレーション
オリックス銀行カードローンの返済額は、シミュレーターで把握できます。例として、以下の条件でシミュレーションした結果を紹介します。
- 借入額：80万円
- 借入金利：8％
結果は、以下の通りです。
支払い回数：195回
総支払額：159万8696円
利息総額：79万8696円
無理のない返済計画を立てるためにも、申し込み前にぜひ活用してみてください。
まとめ
オリックス銀行カードローンは、提携ATMの利用手数料が無料、手続きがWeb完結、がん保障特約付きプランがあるなどの特徴があります。ただし、金利がほかの銀行カードローンよりも高めで、安定収入がないと利用できないので注意が必要です。
メリット・デメリットなどをほかの銀行カードローンと比較検討し、自分に合うかどうか判断してください。
銀行カードローンを利用する際には、金利や借り入れ可能額、返済方法など、様々なポイントを比較することが大切です。『おすすめの銀行カードローン11選｜メリット・デメリットを解説』で紹介しています。