マイホームを買うなら「資産価値」も念頭に。立地やデザインで、将来の価値が変わる

執筆者:マネーFix 編集部

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マイホームの購入は「人生最大の買い物」といわれています。

かつてはマイホームは「一生もの」の買い物でしたが、現在では、ライフステージの変化によって、購入したマイホームから住み替えをするケースも増えています。

そのため、マイホームを購入する場合は、将来を見据えた「資産価値」を考えることが重要です。

この記事では、「物件探しのときに見るべきポイント」や「資産価値の高い物件の条件」について解説します。

物件探しのときに見るべきポイント

株式会社赤鹿地所は、不動産会社員を対象に「物件探し時のポイントに関する調査」を実施しました。

出典:株式会社赤鹿地所「物件探し時のポイントに関する調査」(以下同)

住宅を購入する際どこから探すのがよいかについては、「ハウスメーカー」(56.0%)が最も多く、「土地」(24.6%)、「同時進行」(19.4%)と続きました。

不動産会社員の半数以上が、住宅を購入する際は、まず「ハウスメーカー」を探すことを推奨しています。

また、ハウスメーカーから探す場合、土地から探す場合の懸念点については、以下の結果になりました。

【ハウスメーカーから探す場合】

  • 予算に応じた土地探しが必要なので、土地探しに手間や時間がかかる(54.5%)
  • 希望していた立地、土地の条件にならない可能性がある(52.4%)
  • 土地によって想定外の費用がかかる可能性がある(28.5%)

【土地から探す場合】

  • 建物にかけられる予算が土地の金額に左右される(58.6%)
  • 希望通りの間取りの家を建てられない可能性がある(52.7%)
  • 住宅ローンを組める銀行が限られる(27.3%)

 
土地探しの重要性については、「まあまあ重要だと思う」(50.4%)が最も多く、「とても重要だと思う」(35.1%)と続きました。

85%以上の不動産会社員が、「土地は重要」と考えていることがわかりました。

物件を探す際は、これらのポイントを意識して探してみるとよいでしょう。

資産価値の高い物件とは

不動産の資産価値は、建物の価格と土地の価格で決まります。

戸建ての場合、建物の価値は築年数とともに減少します。

しかし、土地の価値は大きな災害などが起こらない限りあまり変わりません。

一方、マンションの場合、土地は敷地権として区分所有者が共有しています。

その権利を建物と土地に分割して処分することができないため、土地の資産価値は期待できません。

そのため、マンションの価値は建物の価値に大きく影響を受けます。

物件の資産価値は、以下の条件に左右されます。

  • 立地
  • 土地
  • 築年数、デザイン性
  • 災害リスクが低い

立地

交通アクセス、買い物などの利便性、治安や医療体制などさまざまな要因があり、街の魅力が地価に大きく影響します。

また、都心へのアクセスが良いターミナル駅や特急停車駅は、商業施設などが多く、人気が高いです。
 
出典:LIFULL HOME'S「10年前の新築マンション価格変動率ランキング(東京23区:行政区/駅篇)」

LIFULL HOME'Sの「10年前の新築マンション価格変動率ランキング」を見ると、交通利便性の高い都心や周辺地域は、価格の上昇率が高くなっていることがわかります。

10年築年数が経過していても、立地条件が良く、その地域の地価が上昇しているため、マンションの価値が上昇しています。

このことからも、資産価値の高い物件の条件として、立地が重要であることがわかります。

土地

新築戸建てを買うときには、土地と建物の価格が記載されます。

このとき、全体の価格に対して土地代の割合が高い戸建ての方が、資産価値が維持されます。

また、都心に近づくほど、値下がり幅は低くなっています。

しかし土地代が高ければ良いというわけではありません。

周辺の地価がどのように推移しているのかを確認することが大切です。

地価が下落している場合や上昇幅が小さい場合、その土地の価格は将来下がるかもしれません。

逆に、人気が高いエリアや大規模な再開発が予定されているエリアなどは、土地の価格が上がる可能性もあります。

築年数、デザイン性

建物の築年数やデザイン性も資産価値には影響します。

戸建ての場合、経年劣化するため、建物の資産価値は25~30年経つとゼロになるといわれています。

一般的には築年数が浅いほど、建物の資産価値は高くなります。

また、一般的なニーズからかけ離れた間取りやデザインは、買い手を減らし、資産価値を下げてしまいます。

分譲戸建て住宅は、ハウスメーカーの長年のノウハウをもとに作られていて、多くの人が暮らしやすい住宅になっています。

そのため、注文住宅より分譲戸建ての方が売却しやすく、資産価値を保てる可能性があります。

災害リスクが低い

災害リスクが低い物件であるかも重要なポイントです。

住宅購入者の災害リスクへの関心は高まっており、水害や地震、津波といった災害に強い地域かどうかが、将来の資産価値に影響を与えます。

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出典
  • 株式会社赤鹿地所「物件探し時のポイントに関する調査」https://www.akashika-jisho.co.jp/
  • LIFULL HOME'S(ライフルホームズ):「10年前の新築マンション価格変動率ランキング(東京23区:行政区/駅篇)」

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