1人あたり約53万円の「かくれ資産」を持っている。不用品はフリマアプリで売却を

執筆者:川辺 拓也

【記事執筆】FP川辺 拓也

3,000人を超える顧客からの相談実績をもとに、社会保障制度や家計に必要な金融知識を分かりやすく提供。2級ファイナンシャルプランニング技能士。金融全般から、お金に関する政策まで幅広く専門領域があり、複数の金融メディアに多数寄稿。

経済産業省が2022年8月に発表した「電子商取引に関する市場調査」によると、2021年のフリマアプリ、ネットオークションの市場規模は2兆2121億円でした。

不用品を売って手軽にお金にできるので、フリマアプリを利用するユーザーは増加しています。

この記事では、「かくれ資産」の実態と、不用品を売却した場合の税金について解説します。

かくれ資産の実態

株式会社メルカリが、「2023年版 日本の家庭に眠る“かくれ資産”」に関する調査を実施しました。

出典:株式会社メルカリ「2023年版 日本の家庭に眠る“かくれ資産”に関する調査」(以下同)

調査によると、国民1人あたりの平均「かくれ資産(※)」は約53万2000円になることがわかりました。

(※)1年以上使用しておらず、理由なく家庭内に保管しているモノを不要品とし、不要品保管数量調査および「メルカリ」の平均取引価格により不要品を金額換算した数値


「かくれ資産」の内訳は、「服飾雑貨」(38.9%)が最も多く、「書籍・CD・ゲーム」(26.4%)、「家具・家電・雑貨」(17.5%)と続きました。

内訳ごとの平均資産額は、以下の通りです。

  • 服飾雑貨:20万6631円
  • 書籍・CD・ゲーム:14万410円
  • 家具・家電・雑貨:9万2960円
  • ホビー・レジャー:7万3210円
  • 美容・健康:1万8433円



世帯構成別に見ると、50代・60代の夫婦2人世帯のかくれ資産が132万3619円で、最も高い結果となりました。

次いで、「20代・30代の夫婦2人世帯」が79万4072円、「夫婦と子ども3人世帯」が64万3463円という結果でした。

上記の調査結果からもわかる通り、フリマアプリで自宅の不用品を出品すると、思っているよりお金になるかもしれません。

フリマアプリで売れたお金に税金はかかる?

フリマアプリで出品した不用品が売れた場合、利益になったお金には税金がかかりません。

資産や動産を譲渡すると税金がかかりますが、「家庭で不要になった生活用品」(生活用動産)を売却した場合、所得税は非課税となります。

主な生活用動産として挙げられるものは、以下の通りです。

  • 家具
  • 通勤用の自転車
  • 衣服など

ただし、貴金属や宝石、骨とう品など、1個または1組の価格が30万円を超えるものを売却した場合は、所得税がかかります。

高価な貴金属を売却する場合は、気をつけましょう。

また、営利目的でフリマアプリを利用している場合は、年間20万円以上の利益を得ると、所得税の対象になります。

事業としてフリマアプリで利益を得る場合は、非課税にならないので、注意してください。

なお、フリマアプリで売れるものについては、こちらの記事「5人に1人はフリマアプリに興味あり。仕入れ値ゼロ、拾ってきたドングリや松ぼっくりが現金になるかも」も参考にしてください。

出典
  • 株式会社メルカリ「2023年版 日本の家庭に眠る“かくれ資産”」

キーワードで記事を検索