投資元本を増やす人が3年連続で増加。直近1年では半数以上が増資している

執筆者:マネーFix 編集部

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NISAやiDeCoなどの制度の浸透にともない、年々貯蓄から投資への流れが強まっています。

マイボイスコム株式会社が実施した調査によると、直近1年間で50%以上の人が投資元本を増加したことがわかりました。

またインターネットで株式を取引する際は、取引手数料の安さを重視している投資家が多いようです。

この記事では、ネット証券の利用実態について解説します。

50%以上の投資家が直近1年間で投資元本を増加した

マイボイスコム株式会社が、9,505名を対象に「ネット証券の利用に関する調査」を実施しました。
 
出典:マイボイスコム株式会社「ネット証券の利用に関する調査」(以下同)
直近1年間における元本の変化については、「少し増加した」(42.0%)が最も多く、「ほとんど変わらない」(26.2%)、「大きく増加した」(9.1%)と続きました。

半数以上の投資家が1年間で投資元本を増加したことがわかります。

また2020年以降、投資元本を増加する人の割合は年々増加しています。

NisaやiDeCoといった税制優遇制度の浸透が、投資元本を増加する人が増えている要因の1つとして考えられます。

2019年6月に老後2000万円問題が注目されたことや、2020年4月以降、日経平均株価やS&P500を始めとした、主要株価指数が上昇し続けていることなども、要因として考えられるでしょう。

インターネット取引では取引手数料の安さを重視

マイボイスコム株式会社の同調査によると、約35%がインターネットで株式の売買をした経験があるようです。

また、インターネットで取引する場合に重視することについては、「取引手数料が安い」(72.4%)が最も多く、「セキュリティが信頼できる」(33.9%)、「口座開設などの手続きが簡単」(32.2%)と続きました。

インターネットにおける株式取引では、証券会社のシステムを通じて株式の売買を行います。

証券会社のシステムを利用するための仲介手数料として、投資家は取引手数料を支払う必要があります。

取引手数料が積み重なると大きな金額となるため、長期的に株式取引を行う場合、「取引手数料の安さ」は重要です。

まずはネット証券の手数料を比較する

株式会社400Fが、1,500人を対象に「資産形成に関するアンケート調査」を実施しました。

出典:株式会社400F「資産形成に関するアンケート調査」

資産形成を検討中の人の自身の状況については、「何から始めればいいかわからず行動に移せていない」(39.2%)が最も多く、「気軽に相談できる相手がおらず、自分に合った資産形成がわからない」(32.3%)、「相談窓口に行くまでのハードルが高く、行動に移せていない」(21.9%)と続きました。

資産形成をする際に、何から始めればよいかわからない人は、まずネット証券の口座開設を検討してみてください。

ネット証券では、口座開設から取引開始までインターネットで完結するので、資産形成を始めるまでのハードルが低くなります。

また、どのネット証券を開設すればよいか迷った場合、「取引手数料の安さ」を比較してみてください。

取引手数料は各証券会社の公式ホームページで簡単に確認できます。

楽天証券やSBI証券のように手数料がゼロになるプランを導入している証券会社もあります。

証券会社の手数料については、こちらの記事「おすすめの証券会社の手数料を徹底比較!手数料が安い順にランキング形式で紹介」も参考にしてください。

出典
  • マイボイスコム株式会社「ネット証券の利用に関する調査」
  • 株式会社400F「資産形成に関するアンケート調査」

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