その生命保険本当に必要?判断ポイントは「扶養する家族」がいるかどうか

執筆者:マネーFix 編集部

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結婚をしたり、子どもが生まれたりすると、多くの人が生命保険への加入を検討します。

生命保険への加入の必要性を感じているものの、「どのように加入する保険を決めればよいかわからない」という人もいるでしょう。

自分に本当に生命保険が必要なのか見極めるには、どのようなポイントに注目するべきなのでしょうか。

この記事では、生命保険の加入に関する実態と、生命保険に入るべきか決める際のポイントについて解説します。

生命保険の加入に関する実態

マイボイスコム株式会社は、9,594名を対象に「生命保険の加入実態」に関するインターネット調査を実施しました。
 
出典:マイボイスコム株式会社「生命保険の加入実態」(以下同)

加入している生命保険会社の中で支払額の多い会社については、「アフラック」(8.5%)が最も多く、「県民共済」(8.2%)という結果でした。(「生命保険には加入していない」を除く)

生命保険会社別での調査結果に大差は見られず、5人にひとりはそもそも生命保険に加入していないことがわかります。

主加入保険以外に候補として検討した会社については、「主加入会社以外には検討していない」(55.6%)が半数以上にのぼりました。

生命保険会社は多数ありますが、どのように情報を集めて主加入会社を決めているのでしょうか。

生命保険についての情報をどこから得ているかについては、「テレビ番組・CM」(31.6%)が最も多く、「家族や友人、知人を通じて」(15.0%)、「営業職員、保険外交員から」(14.6%)と続きました。

およそ3人にひとりが、テレビ番組やCMから情報を得ていることがわかりました。

生命保険に入るべきか決める際のポイント

生命保険に入るべきかどうかは、自身の状況をよく考えて検討しましょう。

検討する際のポイントは以下の通りです。

  • 家族の有無
  • ローンの状況
  • 年齢

家族の有無

家族がいる場合、もし自分が亡くなったとき、家族の生計を支えることが可能かどうかを考える必要があります。

片働きで家計を支える収入源が1つしかない場合や、子どもがまだ小さい場合などは、生命保険は将来の安定を保障する手段として有効です。

ただし、遺族年金や、勤務先の会社の遺族補償制度で死亡時にどの程度の金額が受け取れるのかを把握し、足りない分を生命保険で補うようにしましょう。

また、単身者や、子どもが独立しているなど、扶養すべき家族がいない場合は、基本的に生命保険は不要と考えてよいでしょう。

ローンの状況

ローンがある場合、働き手が亡くなったあとも支払い義務が残ります。

生命保険に加入することで、家族がこれらの返済にかかる負担を減らせる可能性があります。

ただし、住宅ローンがある場合は、団体信用生命保険の加入の有無や保障内容を確認しましょう。

団信で充分な保障がある場合は、生命保険への加入は不要かもしれません。

年齢

先述の通り、扶養すべき家族がいない場合は、基本的に生命保険は必要ありません。

そのため、高齢者や会社を定年退職した人にとっては、生命保険は不要と考えてよいでしょう。

生命保険を支払う余裕があるのであれば、その分預貯金をしたり、投資をしたりする方がよいでしょう。

生命保険に加入するかどうかは、個人の状況によって異なります。

どうしたらよいか悩んでいる場合は、ファイナンシャルプランナー(FP)に相談することをおすすめします。

こちらの記事「マネードクターにお金の悩みを相談してみた!」では、FP相談をした体験レポートを掲載しています。

FP相談に不安がある人は参考にしてみてください。

出典
  • マイボイスコム株式会社「生命保険の加入実態」

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