食費は節約しやすいが続かないかも。ラクして節約するなら「電気」「サブスク」「スマホ」の見直し

執筆者:マネーFix 編集部

マネーFix 編集部

マネーFix 編集部は、FP有資格者や「ビジネス書」や「学習参考書」などさまざまなジャンルの編集経験者で構成されています。わかりやすく確かな情報を発信し「人生におけるお金の決断」の判断基準となる、信頼できるメディアを目指します。

食料品や日用品、電気代、ガス代などさまざまなものが値上がりしています。

株式会社ビズヒッツの調査によると、97%の人が「節約を意識している」と回答しており、節約を意識することが当たり前になってきています。

しかし、節約を意識するばかりで、ストレスをためていては本末転倒です。

この記事では、節約について以下の項目を解説します。

  • 一番節約しているもの
  • 効率よく節約する方法

みんなが節約しているもの

株式会社ベストアクティは、100人を対象に「一番節約しているものについてのアンケート」を実施しました。

出典:株式会社ベストアクティ「一番節約しているものについてのアンケート」

一番節約しているものについては、「食費」(30人)が最も多く、「衣服費」(17人)、「水道光熱費」(16人)と続きました。

「食費」と回答した人の理由は以下の通りです。

  • 最近、食品の値上げ幅が大きいため生活費が予算を越えてしまわないように、その日の特売や半額になっている食材から献立を考え、少しでも食費を減らすようにしています。
  • いろいろなものが値上がりしているので外食を控えて自炊をするようにしています。夫婦で外食すれば一食5000円はかかるので、スーパーで買い物をして毎日自炊しています。
  • 1番工夫をしやすくて節約に繋げやすいですし、安くても美味しい物は沢山あるので続けやすいです。

食費の節約は比較的取り組みやすい節約方法であることが伺えます。

しかし、節約を意識するあまり栄養が偏り、身体を壊してしまう可能性もあるため、無理な食費の削減はおすすめできません。

また、本調査では、食費や衣服費といった「変動費」が上位に並びましたが、変動費の節約は継続した取り組みが必要なため、ストレスがたまり、長続きしない可能性があります。

ここでは、比較的簡単で、効率よく節約ができる、「電気代」「サブスク」「スマホ代」の節約方法について紹介します。

電気代の節約方法

資源エネルギー庁によると、夏の電力消費量は、「エアコン」「冷蔵庫」「照明」の3つが6割以上を占めています。

これらの家電を効率よく使用することで節約につながります。

エアコン

節約につながるエアコンの使い方は以下の3点です。

  • カーテンで窓からの熱の侵入を防ぐ
  • エアコンのフィルターは、2週間に1度をめどに掃除する
  • エアコンの室外機の周りにものを置かない

カーテンは、日差しを遮るだけでなく、外からの熱気も防ぎ、冷気が外に逃げるのを防ぐ効果もあります。

外出の際は、カーテンを閉め、室内の温度上昇を抑えましょう。

また、フィルターが目詰まりしているエアコンでは冷暖房の効果が下がり、無駄な消費電力が発生します。

ダイキン工業株式会社の調査によると、約3年分のほこりがたまったフィルターを掃除することで、消費電力が48.9%削減され、月約800円の節電効果があることがわかっています。

清掃サービスなどで知られる「ダスキン」によると、エアコンを毎日使う場合、2週間に1度を目安に掃除を行うのが理想のようです。

さらに、エアコンの室外機周辺にモノが置いてあるだけでも、冷房の効果が下がります。

逆にいえば、エアコンの室外機周辺を片付けるだけで冷房効率が上がり、節約効果が期待できます。

冷蔵庫

節約につながる冷蔵庫の使い方は以下の3点です。

  • ムダな開閉はしない
  • 設定温度を控えめにする
  • 冷蔵庫は壁から適切なスペースを取って設置する

冷蔵庫の扉を開けると庫内の冷気が逃げます。

開閉の回数をできるだけ減らすと節電につながります。

また、庫内の温度設定を「ECOモード」や「中」にすると消費電力が小さくなります。

冷蔵庫は、庫内を冷やすために外に放熱をしています。

冷蔵庫の周囲が壁などに接していると放熱しづらくなるため、周囲に隙間を空けることが大切です。

照明

節約につながる照明の使い方は以下の2点です。

  • 点灯時間を短くする
  • 電球形蛍光ランプや電球形LEDランプに取り変える

必要のない明りはこまめに消すことが大切です。

また、54Wの白熱電球から12Wの電球形蛍光ランプに交換すると、年間(年間2,000時間使用)で、約2,270円節約できます。

54Wの白熱電球から9Wの電球形LEDランプに交換すると、年間(年間2,000時間使用)で、約2,430円節約できます。

なお、こちらの記事「【電化製品別】電気代の手軽な節約方法を詳しく解説」では、家電別の節電方法を詳しく紹介しています。

サブスクの見直し

固定費の削減の中でも、サブスクの見直しは簡単に取り組むことができ、大きな効果が期待できるのでおすすめです。

利用状況を確認してみると、ほとんど使っていなかったり、同じ系統のサービスに複数加入したりしている場合があります。

サブスクの支払いは、クレジットカードから自動引き落としされるケースが多いです。

クレジットカードの利用履歴を確認し、不要なサブスクを解約することで、簡単に節約することができます。

サブスクの見直しについては、こちらの記事「サブスクの見直しは効果絶大」も参考にしてください。

スマホ代の見直し

スマホ代の見直しも比較的簡単に取り組むことができます。

大手キャリアを利用している場合は、格安スマホに変更することでスマホ代を減らすことができます。

また、プランの見直しをしたり、家族で同じ会社のスマホを利用したりすることで節約できる場合もあります。

格安スマホへの乗り換えについては、こちらの記事「スマホの乗り換えで月4,000円以上節約」も参考にしてください。

出典
  • 株式会社ベストアクティ「一番節約しているものについてのアンケート」

キーワードで記事を検索