6割以上がカードローンでの借入経験あり。知らないとヤバい、キャッシングとの違いやメリット・デメリット

執筆者:マネーFix 編集部

マネーFix 編集部

マネーFix 編集部は、FP有資格者や「ビジネス書」や「学習参考書」などさまざまなジャンルの編集経験者で構成されています。わかりやすく確かな情報を発信し「人生におけるお金の決断」の判断基準となる、信頼できるメディアを目指します。

カードローンは、急な出費が発生した際、好きなタイミングで現金を借入できる便利なサービスです。

日本ファイナンス協会が実施した調査によると、お金を借りた経験がある人の6割以上が、「カードローン」の利用経験があることがわかりました。

この記事では、カードローンの特徴や、メリット・デメリットについて解説します。

カードローンの借入経験者が6割

日本ファイナンス協会は、お金を借りた経験のある463名を対象に「借入金額&お金を借りた理由についての調査」を実施しました。

出典:日本ファイナンス協会「借入金額&お金を借りた理由についての調査」(以下同)

借りたお金の金額については、「10万円~30万円」(31.7%)が最も多く、「5万円~10万円」(25.1%)、「100万円~200万円」(19.5%)と続きました。(※本調査では、「消費者金融」とは「消費者金融のカードローン」のことを指しています。)

お金を借りる手段については、「消費者金融のカードローン」(61.3%)が最も多く、「親・友人」(14.5%)、「銀行」(11.7%)と続きました。

アイフルやプロミスといった、消費者金融のカードローンを利用する人が6割以上にのぼることがわかりました。

消費者金融のカードローンを利用する主な理由は以下の通りです。

  • 誰にもバレずにお金を借りることができる
  • 今すぐお金が欲しいという時に便利
  • 無利息期間に完済すれば、タダ(利息無し)でお金を借りられる

24時間申し込みが可能で、早ければ30分以内にお金を借りることができる利便性が、カードローンが選ばれる理由の1つといえます。

カードローンとは

カードローンは、銀行や消費者金融が発行する専用のカードを利用してお金の借入ができるサービスです。

専用のカードを使用して借入をすることから、「カードローン」と呼ばれています。

カードローンには借入限度額が設定されており、限度額内であればいつでも、何度でも、いくらでも借入をすることができます。

カードローンと同様にお金の借入ができるサービスとして「クレジットカードのキャッシング」があります。

クレジットカードのキャッシングは、ショッピングで利用できるクレジットカードに、現金の借入ができるキャッシング機能がついたサービスです。

両者はともに現金を借入できるサービスですが、以下の2点で異なります。

  • 借入限度額
  • 金利

カードローンでは数十万円から数百万円までの借入が可能ですが、クレジットカードのキャッシングの限度額は、カードローンと比べて少ないのが一般的です。

また、金利についても、カードローンでは各社で金利の幅はあるものの、キャッシングと比べて低く設定されています。

金利を抑えてより多くの金額を借入したい人は、カードローンの利用がおすすめです。

カードローンのメリット・デメリット

カードローンの利用あたっては、メリット・デメリットを理解しておきましょう。

カードローンのメリット

カードローンを利用するメリットは以下の通りです。

  • いつでもお金を借りられる
  • 借りたお金の用途は自由
  • 素早く簡単に申し込み手続きが行える
  • 無利息期間に返せば利息がかからない

カードローンでは、提携のATMやコンビニなどから好きなタイミングでお金を借りられます。

また、利用目的にも制限がないためさまざまな用途に利用することができます。

さらに、大手の消費者金融では、初回の借入に無利息期間を設けている場合があります。

無利息期間中に返済できる見込みがあれば、無利息でお金を借りることができます。

カードローンのデメリット

カードローンのデメリットは以下の通りです。

  • 契約内容によって金利が変わる
  • 返済に長い期間がかかる可能性がある
  • 信用情報へ影響が出る可能性がある

カードローンの契約内容は各社さまざまであり、借入金額によっては金利が高く設定されることがあります。

また、利用目的を明確にせず、無駄な借入を続けてしまうと返済が長期化してしまう可能性があります。

返済が長期化すると、利息が大きくなり、支払総額が多くなります。

さらに、カードローンの返済に遅れると、信用情報に悪影響を与える可能性があります。

信用情報に傷がつくと、将来的な借入や新たなクレジットカードの申し込みなどに影響が出る可能性があります。

カードローンを利用する際は、契約内容をよく確認し、返済計画を立てることが大切です。

なお、カードローンにもさまざまな種類があります。

本記事では触れていない、銀行のカードローンについても解説しているので、こちらの記事「カードローンのおすすめランキング」も参考にしてみてください。

出典
  • 日本ファイナンス協会「借入金額&お金を借りた理由についての調査」

キーワードで記事を検索