【電気料金】9月以降さらに値上げか。今からできる3つの節電方法

執筆者:マネーFix 編集部

6月から大手電力7社の電気料金が値上げされました。

経済産業省によると、標準的な家庭で14〜42%の値上げが行われています。

「また値上げ」という感覚があるかもしれませんが、現在請求されている電気料金は金額が抑えられている状態です。

2023年1月から政府による「激変緩和措置」が実施されているためです。

ただし、「激変緩和措置」は9月で終了予定のため、それ以降は請求額が上昇する見通しです。

この記事では、以下の項目について解説します。

  • 激変緩和措置が終わると電気料金はどのくらい上がるのか
  • いまからできる節電方法

激変緩和措置が終わると電気料金はどのくらい上がる?

現在の電気料金は、1月利用分からの「激変緩和措置」によって、標準的な世帯で月2,800円ほど安く抑えられています。

出典:経済産業省エネルギー庁「電気・都市ガスをご利用するみなさまへ」

激変緩和措置によって負担軽減されているため、現在は値上げ分が吸収されています。

9月以降は軽減分の2,800円が上昇すると見込まれています。

値上げを乗り切るための節電方法

気になる電気料金ですが、これから夏を迎えるため、エアコンや冷蔵庫の消費電力も上昇することが見込まれます。

いまからできる節電・節約方法を見ていきましょう。

エアコン

エアコンは室温の上げ下げにもっとも電力を要します。

節約のためにスイッチのオン・オフを繰り返すと、逆に消費電力が上がるケースがあります。

そのためこまめにオン・オフをするよりも、「自動運転」の設定にしておく方がおすすめです。

また、「扇風機・サーキュレーター」や「日よけ」を併用することで冷房効率を高めることができます。

扇風機やサーキュレーターを併用すると、空気が流れることで体感温度が下がります。

扇風機やサーキュレーターは消費電力の小さい家電で、エアコンの10分の1程度です。

また、日よけも効果的です。

日当たりの良い窓辺は、遮熱効果の高いカーテンに替えることで室温の上昇が抑えられ、エアコンの冷房効率がアップします。

エアコンの室外機に日よけをして直射日光を避けることでも、冷房効率が上昇します。

冷蔵庫

冷蔵庫は冷却のために電力を使う家電です。

以下のように、庫内の冷気を保ちやすい状態にすることがポイントです。

  • 冷蔵室は詰めすぎない
  • 冷凍室は隙間がないように収納する
  • 壁やコンロから離して設置し、放熱しやすいようにする
  • 扉の開閉回数を減らす

冷蔵室は冷気の吹き出し口がふさがれると冷却効率が下がるため、収納量は7割程度に抑えるとよいでしょう。

冷凍庫は、食品が凍るとお互いに保冷剤のような役割を果たすため、隙間なく詰めたほうが冷凍効率が上がります。

また、冷蔵庫の電力節約のため、常温で保存できる食品の割合を増やす方法もおすすめです。

ビン製品、缶製品、長期保存用のパック入り食品などは、冷蔵庫に入れずに保管でき非常食にもなります。

照明やディスプレイ

就寝前の時間帯に照明の明るさを落とす節電方法があります。

就寝前に明るさを落とすことで、快眠を促す効果も得られます。

LEDであれば電球色にする、明るさの段階を落とす、などの調整をしてみましょう。

また、テレビやパソコンのディスプレイの明るさも調整できます。

ディスプレイの明るさを下げると消費電力が小さくなります。

ほかにも、節電の方法はさまざまです。

こちらの記事「【電化製品別】電気代の手軽な節約方法を詳しく解説」では、電化製品別に節電方法を解説しているので参考にしてください。

出典
  • 経済産業省エネルギー庁「電気・都市ガスをご利用するみなさまへ」

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