生活必需品の値上がりに伴い、節約をするために家計簿をつけ始めた人もいるのではないでしょうか。
株式会社PFUの調査によると、「家計簿をつけたことはあるが、今はつけていない」という人が44.6%いることがわかりました。
家計簿をつけなくなった理由として、面倒になったり、つけるのを忘れて習慣化できなかったりしたことが挙げられます。
では、家計簿をつけずに節約をすることは難しいのでしょうか。
この記事では、家計簿の利用に関する実態と、家計簿を使わず毎月1万円ほど節約する方法について解説します。
家計簿をつけるのは面倒くさい。家計簿がなくても毎月1万円程度は簡単に節約できる


マネーFix 編集部
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家計簿の利用に関する実態
株式会社PFUは、20~40代の641名を対象に「家計簿についてのメリットや挫折の背景」に関するアンケートを実施しました。
出典:株式会社PFU「家計簿についてのメリットや挫折の背景に関するアンケート」(以下同)
家計簿をつけているかについては、「つけたことはあるが今はつけていない」(44.6%)が最も多く、「つけている」(37.4%)、「つけていない」(16.8%)と続きました。
約半数の人が、家計簿をつけることをやめてしまったことがわかります。
家計簿をやめた理由については、「面倒くさくなるから」(70.3%)が最も多く、「忙しくてつけることを忘れてしまうから」(40.9%)、「時間が無くてあきらめてしまうから」(34.8%)と続きました。
家計簿をつけずに毎月1万円節約する方法
家計簿をつけ、日々の収支を管理するのは大変ですが、家計簿を使わなくても比較的簡単に節約する方法もあります。
以下の項目を見直すことで、家計簿をつけることなく、毎月1万円程度、節約することができるでしょう。
- サブスク
- クレジットカード
- 解約手続きが面倒なサービス
サブスク
NetflixやU-NEXTのように、コンテンツが重複するサブスクを複数契約している人もいるのではないでしょうか。
複数契約している動画配信サービスを1つにしたり、利用頻度の低いサービスを解約したりすることで毎月の支出を軽減できます。
例えば、動画配信サービスは「Hulu」と「Netflix」を契約しており、音楽配信サービスは「Spotify」を契約していてほとんど利用していないとします。
動画配信サービスを「Netflix」だけにし、「Spotify」を解約すると、毎月約2,000円節約できます。
クレジットカード
クレジットカードを複数持っている場合は、年会費がかかるカードの利用をやめて、無料のカードだけ利用することで節約になります。
例えば、JCBゴールドカードや楽天プレミアムカードは、年会費が1万1000円必要なので、解約するとひと月あたり約916円節約できます。
年会費に見合ったメリットが得られていない場合は、解約を検討してもよいでしょう。
解約手続きが面倒なサービスの見直し
利用機会が少なくて解約した方がよいとわかっているものの、解約するのが面倒でそのままになっているサービスの有無をチェックしましょう。
例えば、ダイエット目的でジムに入会したものの、ほとんど通っておらず契約したままになっている人もいるのではないでしょうか。
ジムを解約すれば、毎月6,000〜1万5000円ほどの節約につながります。
ほかにも、携帯電話の付帯サービスや、パソコンのメンテナンスサービスなど、利用頻度が少ないサービスを見直してみましょう。
家計簿をつけなくても、上記のような支出を見直すことで、毎月1万円前後の費用は比較的簡単に節約できる可能性があります。
- 株式会社PFU「家計簿についてのメリットや挫折の背景に関するアンケート調査」