マイナポイントの申し込み期限が、2023年9月末に延期されました。
ポイントがもらえるマイナンバーカードの申請期限は、2023年2月末で終了したのに、なぜポイントの申し込み期限が延長されるのでしょうか。
マイナポイントの申し込み期限が延長された背景やマイナポイントの概要について解説します。
【締切延長】マイナポイント申し込み期限が9月末に。手続きは「マイナポイント第2弾」のWebサイトから


【記事執筆】FP
川辺 拓也
3,000人を超える顧客からの相談実績をもとに、社会保障制度や家計に必要な金融知識を分かりやすく提供。2級ファイナンシャルプランニング技能士。金融全般から、お金に関する政策まで幅広く専門領域があり、複数の金融メディアに多数寄稿。
なぜ5月末からさらに延長に?
河野デジタル大臣は、2023年2月28日にマイナンバーカードの申請が119万枚で過去最高になったとTwitterで発表しました。
"2月28日のマイナンバーカードの申請は119万枚、累計の申請枚数は9300万枚、交付枚数は8000万枚になりました。保険証と紐づけたマイナンバーカードによるオンライン資格確認システムが運用開始した医療機関は対象の50%になりました。
ありがとうございます。"
引用:河野太郎デジタル大臣のTwitter、2023年3月2日のツイート
最大2万円分のマイナポイントを受け取るためのマイナカード申請期日が2月末だったことが、申請数の増加に影響しています。
しかし、発行申請が想定よりも多く、マイナンバーカードの発行に時間がかかる可能性があると河野大臣は言及しました。
マイナンバーカードの発行が遅れると、マイナポイントの申し込み期限である2023年5月末に間に合わない可能性があります。
そのため、もともと余裕を持って5月末に期限を定めていたマイナポイントの申し込み期限が、9月末まで延長することになりました。
マイナポイント事業とは?
マイナポイント事業とは、特定のポイントサイトのポイントに交換できる「マイナポイント」が付与されるサービスです。
2022年2月までに申請したマイナンバーカードで、所定の要件を満たすと最大で2万円分のポイントが付与されます。
マイナポイントが付与される条件は、以下の3つです。
- ・マイナンバーカードでキャッシュレス決済サービス利用:最大5,000円分
- マイナンバーカードを健康保険証としての利用申し込み: 7,500円分
- 公金受け取り口座の登録:7,500円分
出典:総務省「マイナポイント第2弾事業」
マイナポイントは、マイナンバーカードを作成したすべての人が申し込み可能です。
年齢や所得に関係なく申し込みできるので、4人世帯なら最大で8万円分のポイントがもらえます。
マイナポイントの申し込みは、「マイナポイント第2弾事業」のWebサイトから行います。
マイナポイント第1弾で5,000円分のポイントを受け取っている人も、「健康保険証としての利用申し込み」「公金受け取り口座の登録」をすれば最大1万5000円分のポイントを追加で受け取ることができます。
「マイナポイント第2弾事業」のWebサイトから申し込みができるので、忘れずに手続きしておきましょう。
河野大臣は、3月13日時点でマイナンバーカードの申請枚数が9500万枚を超えたとTwitterで明らかにしました。
"3月13日時点で、マイナンバーカードの申請が95,059,820枚になりました。"
引用:河野太郎デジタル大臣のTwitter、2023年3月13日のツイート
日本の人口の、4人に3人がマイナンバーカードを申請した計算になります。
引き続き、マイナンバーカードに関連する政策に注目していきましょう。
- 総務省「マイナポイント第2弾事業」