家計の節約や、自分のお小遣いを稼ぐ方法として、ポイ活が人気です。
キャンペーンや、アンケート・モニターなど、ポイントを獲得する方法はさまざまですが、どのような方法が人気なのでしょうか。
この記事では、「ポイ活に関する意識調査」をもとに、以下の項目について解説します。
- ポイ活の実態
- 獲得しているポイントの金額
- 高額ポイントを入手する方法
- 課税対象になるポイント
【記事執筆】FP
川辺 拓也
3,000人を超える顧客からの相談実績をもとに、社会保障制度や家計に必要な金融知識を分かりやすく提供。2級ファイナンシャルプランニング技能士。金融全般から、お金に関する政策まで幅広く専門領域があり、複数の金融メディアに多数寄稿。
家計の節約や、自分のお小遣いを稼ぐ方法として、ポイ活が人気です。
キャンペーンや、アンケート・モニターなど、ポイントを獲得する方法はさまざまですが、どのような方法が人気なのでしょうか。
この記事では、「ポイ活に関する意識調査」をもとに、以下の項目について解説します。
ベビカム株式会社は、子育てをしているママ123名を対象に「ポイ活に関する意識調査」を実施しました。
出典:ベビカム株式会社「ポイ活に関する意識調査」(以下同)
調査によると、91.9%の人がポイ活を「現在している」と回答しています。
ポイ活をする理由としては「お小遣い稼ぎ」「生活費の足しにする」「スキマ時間が利用できる」といった回答が寄せられました。
ポイ活のアプリを利用しているかについては、61.1%が「使っている」と回答しました。
「楽天Super Point Screen」「モッピー」「CODE」などが利用されているようです。
1ヵ月で獲得したポイントについては、「~500円未満」(31.0%)が最も多く、「500円~1,000円未満」(26.7%)と続きます。
「1,000円未満」と回答した割合が57.7%にのぼりました。
一方、月1万円以上を得ている人は6.9%にとどまり、ポイ活でまとまったお金を得るのは簡単ではないことが伺えます。
次に、保有しているポイントの種類や、どのような方法で獲得しているのかを確認してみましょう。
貯めているポイントは、「楽天ポイント」(86.7%)が最も多く、「Tポイント」(77.0%)、「dポイント」(60.2%)、「Pontaポイント」(59.33%)、「LINEポイント」(57.5%)と続きました。
楽天ポイントは9割近い人が利用していることがわかりました。
また、複数のポイントを利用していることも伺えます。
高額のポイント獲得のためにやったことがあることとして、「モニター・アンケート」(59.3%)が最も多く、「クレジットカード等の新規発行」(36.3%)と続きました。
モニターやアンケートは、スキマ時間に回答することができ、ポイ活の定番となっているようです。
モニターやアンケートによって得たポイントは、課税対象になるケースもあるので注意が必要です。
モニターやアンケートのように、「役務」によって付与されたポイントは「雑所得」にあたります。
そのため、以下の条件に該当する場合は確定申告が必要になります。
ポイントが少額だとしても、副業などほかの雑所得との合計が上記の金額を超える場合、課税の対象になります。
とはいえ、ポイントの課税については、明確な決まりがあるわけではありません。
モニターやアンケートによるポイントがあり、判断に困る場合は、税務署に確認することをおすすめします。
なお、こちらの記事「ポイ活で確定申告は必要?一時所得や雑所得になるポイントの判断基準とは」では、アンケートやモニター以外で受けとったポイントの扱いについても解説しています。
正しいお金の知識も踏まえながら、効果的にポイ活に取り組んでください。
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