借金がバレた理由は「郵便物」が3割。信用を失い、人間関係が悪化。5人に1人が離婚も

執筆者:マネーFix 編集部

物価高騰によって、家計が圧迫される状況が続いています。

生活費を補填するために、預貯金を切り崩したり、借金をしたりする人もいるのではないでしょうか。

株式会社ビズヒッツの調査によると、借金をした理由の第1位は「生活費の補填」でした。

借金をすることは悪いことではありませんが、身近な人に隠して借金をすると、人間関係が悪化しかねません。

この記事では、「お金を借りた理由に関する意識調査」や「お金を借りたことがバレた理由に関する意識調査」をもとに、以下の項目について紹介します。

  • 借金する理由
  • 借金を隠す理由
  • 隠していた借金がバレた結果

お金を借りる理由

株式会社ビズヒッツが、327名を対象に「お金を借りた理由に関する意識調査」を実施しました。


出典:株式会社ビズヒッツ 「お金を借りた理由に関する意識調査」

「社会人になってから5~10万円借りた理由」については、「生活費の補填」(94人)が最も多く、「娯楽・遊興のため」(56人)と続きました。

「生活費の補填」と回答した人が、約3割にのぼりました。

給料が少なかったり収入が減ったりして、生活費が足りなくなった人が多いようです。

借金を隠す理由

同社は、130名を対象に、「お金を借りたことがバレた理由に関する意識調査」を実施しています。


株式会社ビズヒッツ 「お金を借りたことがバレた理由に関する意識調査」(以下同)

借金を隠していた理由については、「借りた理由を知られたくない」(23.8%)が最も多く、「怒られると思った」(21.5%)と続きました。

「恥ずかしいから」「イメージが良くない」なども含め、お金を借りることにネガティブな印象があることがわかります。


お金を借りたことがバレた理由については、「郵便物が届いた」(37人)が最も多く、「行動の変化で勘づかれた」(16人)、「電話がかかってきた」(12人)と続きました。

督促状などの郵便物が原因で家族に知られるケースが、約3割にのぼりました。

また、「高額商品を購入する」「お金の使い方が荒くなる」といった行動の変化がきっかけで、借金に気づかれるケースもあるようです。

借金がバレて離婚をする人も



借金がバレて困ったことについては、「怒られた」(17.7%)が最も多く、「信用を失った」(16.9%)と続きました。

信用を失ったり、人間関係が悪くなったりするなど、返済しても解決しない問題にまで発展していることがわかります。

また、ほかの調査では、借金がバレたことで離婚に発展しているケースも見られました。

株式会社Clamppyが、夫に内緒で借金をしたことがある主婦100名に「主婦の借金に関する調査」(2021年2月)を実施しました。


 出典:株式会社Clamppy「主婦の借金に関する調査」

借金がバレたあとの夫婦関係については、「返済に協力的だった」(53.6%)が最も多く、「離婚した」(21.4%)、「離婚の話し合いになった」(14.3%)と続きました。

約半数以上は「返済に協力的だった」ようですが、3人に1人は、離婚の話し合いになったり、離婚したりしていることがわかります。

借金をすることは必ずしも悪いことではありません。

しかし、隠して借金をすると、信用を失い、人間関係を壊すことにつながりかねません。

お金に困ったときは、隠れて借金をする前に、身近な人に相談をしてみることをおすすめします。

また、借金をする前に、家計の見直しをファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談してみるのも効果的です。

FP相談について詳しく知りたい人は、こちらの記事「ファイナンシャルプランナーに相談するときの注意点|どんなことを相談できる?」も参考にしてください。

出典
  • 株式会社ビズヒッツ「お金を借りた理由に関する意識調査」
  • 株式会社ビズヒッツ「お金を借りたことがバレた理由に関する意識調査」
  • 株式会社Clamppy「主婦の借金に関する調査」https://step-saimu.jp/housewife-debt-questionnaire/

キーワードで記事を検索