注文住宅の購入で5人に1人が「工務店」を選んでいる。理由は「自由度が高い」「価格が安い」

執筆者:マネーFIX 編集部

住宅は、人生の中で大きな買い物です。

住宅金融支援機構が公表している「フラット35利用者調査(2021年度)」によると、2021年度の注文住宅の所要資金は3572万円でした。

2014年度以降、8年連続で上昇しています。

注文住宅を購入する際に、工務店かハウスメーカーどちらに依頼すればよいのか迷う人も多いのではないでしょうか。

この記事では、工務店選びに関する調査をもとに以下の項目について紹介します。

  • 工務店やハウスメーカーを選ぶ基準
  • 工務店やハウスメーカーの特徴

工務店、ハウスメーカーを選ぶ基準は価格

UNIIDEO株式会社が、世帯年収1000万円以上で住宅購入経験がある108名を対象に、「工務店選びに関する実態調査」を実施しました。

 
出典:UNIIDEO株式会社 「工務店選びに関する実態調査」(以下同)

工務店やハウスメーカーを選ぶ基準については、「価格」(57.4%)が最も多く、「施工実績」(52.8%)、「ブランドへの共感」(51.9%)と続きました。



どの業者に建築を依頼したかについては、「ハウスメーカー」(62.0%)が最も多く、「工務店」(20.4%)と続きました。

半数以上がハウスメーカーを選ぶ中、5人に1人が工務店を選んでいることがわかりました。



工務店に依頼をした理由については、「施工の自由度が高いから」(72.7%)が最も多く、「価格を抑えられるから」(63.6%)、「親身な対応をしてくれるから」(54.5%)と続きました。

工務店を選んだ人は、施工の自由度の高さやコストパフォーマンスにメリットを感じているようです。

価格を重視するなら工務店

工務店かハウスメーカーのどちらに建築を依頼するかを検討する際には、それぞれの特徴を理解しておく必要があります。

工務店とハウスメーカー、それぞれの特徴は以下の通りです。

工務店の特徴

  • コストが抑えられる可能性が高い
  • 自由度の高い(オリジナリティのある)設計が可能
  • 施工可能エリアが限定されている
  • アフターメンテナンスの充実度は業者によって異なる

ハウスメーカーの特徴

  • 全国的に建築デザインが統一されている
  • 施工可能エリアが広い
  • アフターメンテナンスが充実している
  • 工期が短く済むケースが多い

工務店は、ハウスメーカーと比べると、価格を抑えられ、かつ購入者のプランに対して柔軟な建築設計が可能です。

しかしハウスメーカーと比べて規模が小さいため、施工エリアが限定されているなど、注意すべき点もあります。

一方ハウスメーカーは、工務店と比べてコストがかかる可能性が高いぶん、施工精度が均一でアフターメンテナンスが整備されています

工務店、ハウスメーカーどちらも良い点や注意点がありますが、価格重視で住宅を購入するなら、工務店から検討してみるとよいでしょう。

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