貯蓄の希望金額「1000万円以上」が65%。毎月の積立金額をシミュレーションしてみた

執筆者:マネーFix 編集部

円安や老後2000万円問題などの影響もあり、若い年代からお金に興味を持ち、将来について考える人が増えています。

株式会社ABCash Technologiesの調査によると、金融教育を受けた人の6割以上が「1000万円以上貯蓄したい」と回答しています。

この記事では、金融教育を受けた人の貯蓄に対する意識を紹介し、1000万円貯蓄するための毎月の積立金額をシミュレーションします。

1000万円以上貯蓄したい人が65%

株式会社ABCash Technologiesが、金融教育を受けた20〜60代の女性198名に「お金に関する意識調査」を実施しました。


出典:株式会社ABCash Technologies調べ「お金に関する意識調査」(以下同)

「お金は何歳までに貯めたいか」については、「貯められる限り貯めたい」(48.0%)が最も多く、「60代まで貯めたい」(19.2%)と続きました。

約半数の人が「貯められる限り貯めたい」と回答しており、「貯蓄は中長期的に行うもの」と認識していることが伺えます。



「何に使うために貯金しているか」については、「老後の資金」(166件)が最も多く、「今後の生活費」(117件)、「投資」(103件)と続きました。

約8割の人が「老後の資金」、約6割の人が「今後の生活費」と回答しており、将来のために貯蓄をしている人が多数派となりました。



「お金をいくら貯めたいか」については、「1,000万円以上」(65.2%)で最も多く、「801万円~1,000万円」(14.6%)と続きました。

およそ8割の人が800万円以上、6割以上の人は1000万円以上を貯蓄の目標にしているようです。

毎月の積立金額をシミュレーション

つみたてNISAを利用して1000万円貯蓄するためには、毎月いくらずつ積み立てをすればよいのでしょうか。

金融庁の「資産運用シミュレーション」でシミュレーションしてみましょう。

利回り3%で20年間積み立てる場合

出典:金融庁「資産運用シミュレーション」(以下同)

毎月の積立金額は3万460円でした。

利回り3%で10年間積み立てる場合
 

毎月の積立金額は7万1561円でした。

つみたてNISAを利用すると、年間40万円(毎月3万3333円)まで非課税で投資をすることができます。

さらに、2024年からは非課税枠が年間120万円(月10万円)に拡大されます。

中長期間で1000万円の貯蓄をする場合、つみたてNISAの利用がおすすめです。

こちらの記事「つみたてNISA口座開設におすすめの証券会社6社を徹底比較!つみたてNISAのメリットも解説」では、つみたてNISAのメリットやおすすめの証券会社などを紹介しています。

これからつみたてNISAをはじめる人は参考にしてみてください。

出典

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