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知らなきゃヤバい、iDeCoとNISAの違い。老後資金が目的ならiDeCo、60歳までに引き出す可能性があるならNISAがおすすめ

執筆者:マネーFix 編集部

資産運用の制度として利用されているiDeCoとNISAですが、年々利用者が増加しています。

2022年11月時点のiDeCo加入は約273万⼈で、2022年度内に約35万人増加しています。

また、NISAの口座開設数は2022年9月時点で約1144万口座にのぼり、2021年末と比べると約36万口座増加しています。

特に、つみたてNISAの口座数の増加が顕著で、172万口座(2020年末)、339万口座(2021年末)、466万口座(2022年9月末)となっています。

しかし、資産形成を始めようと考えたとき、NISAやiDeCoの違いがわからず、どの制度を利用すればよいか迷うこともあるのではないでしょうか。

この記事では、以下の項目について解説します。

  • iDeCoの仕組みと特徴
  • NISAとつみたてNISAの違い
  • iDeCoとつみたてNISAの違い

iDeCoの仕組みと特徴

iDeCoは積み立てる金額や運用方法を自分で決ることができる私的年金制度で、個人型確定拠出年金の別名です。

iDeCoは長期積立が目的の制度で、積み立てた資金は60歳まで引き出せないのが特徴です。

また、iDeCoで積み立てた資金は「小規模企業共済等掛金控除」に該当するため、確定申告することで掛金の全額を控除することができます。

iDeCoの仕組みは下記の通りです。

  • 月々5,000円から積立可能で、積立金額を1,000円単位で自由に設定できる。
  • 積立金額は1年に1回だけ変更できる
  • 加入区分によって積立上限が異なる


加入区分については、例えば第1号被保険者(自営業者など)の場合、積立上限額は月額6.8万円になります。

第2号被保険者で、会社に企業年金がない会社員の場合、積立上限額は月額2.3万円になります。

NISAとつみたてNISAの違い

NISAは、少額投資非課税制度です。

NISAを利用することで、株式や投資信託で得た利益や配当金の税金を非課税で受け取ることができます。

「一般NISA」と「つみたてNISA」があります。

一般NISAとつみたてNISAの違いは下表の通りです。



まとまったお金を投資したい場合は「一般NISA」、長期で投資をしたい場合は「つみたてNISA」を利用するのが一般的です。

iDeCoとつみたてNISAは何が違うのか

長期で投資をするという意味では、「iDeCo」と「つみたてNISA」は似ていますが、何が違うのでしょうか。



iDeCoの場合、利益や配当金だけでなく、投資額(掛金)も控除額の対象になります。

例えば、iDeCoで毎月2万円積み立てると年間24万円分の控除を受けることができます。

一方、つみたてNISAでは資金をいつでも引き出せるのに対し、iDeCoは60歳まで引き出すことができません。

税制面はiDeCoが優遇されていますが、引き出し条件や対象年齢はつみたてNISAの方が幅広いという違いがあります。

したがって、どちらが良いとは一概には言えませんが、資産形成の目的によって使い分けるのが良いでしょう。

例えば、老後の資金が目的であれば、掛金が控除されるiDeCoの方がメリットは大きいと言えます。

しかし、iDeCoの場合は60歳以前に引き出すことができないため、住宅資金や教育資金などのように60歳以前に引き出す可能性がある場合は、つみたてNISAを利用する方が良いでしょう。

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