帝国データバンクの「価格改定動向調査」によると、2023年2月に値上げを予定する食品が4,000品目を超えました。
2022年10月クラスの記録的な値上げが実施される可能性があります。
2022年に引き続き、家計への負担は増大する一方です。
家計の収支を把握するために、家計簿は欠かせないツールです。
この記事では、家計管理の実態や、よく使われている家計簿アプリについて紹介します。
家計簿をつけている人は7割以上。アプリ利用者が約4割。人気のアプリと機能を紹介

家計簿アプリを使っている人は約4割
保険マンモス株式会社が「家計管理や家計簿についてのアンケート調査」を実施しました。
出典:保険マンモス株式会社 「家計管理や家計簿についてのアンケート調査」以下同)
調査によると、「お金の管理」は自分で行っている人が71%でした。
内訳は女性が197人、男性が57人と、女性が7割以上にのぼりました。
「家計簿をつけているかどうか」については、およそ7割の世帯が家計簿をつけているという結果でした。
「どのような方法で家計簿をつけているか」については、「家計簿アプリ」(93人)が最も多く、「ノートなどに手書き」(66人)、「表計算ソフト」(52人)、「市販の家計簿ノート」(31人)と続きました。
約4割が家計簿アプリを使っていますが、ノートなどに手書きをしている人も約4割にのぼっています。
「家計簿をつけてからの変化」については、「家計全体の把握ができるようになった」(136人)が最も多く、「収支のバランスを見るようになった」(128人)、「節約意識が高まった」(124人)、「無駄遣いが減った」(99人)と続きました。
家計簿をつけることでポジティブな変化が見られた結果と言えます。
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人気の家計簿アプリを紹介
調査の結果、約4割の人が「家計簿アプリ」を使用していました。
調査対象者が実際に使用している主な家計簿アプリは下記の通りです。
- マネーフォワードME(25人)
- シンプル家計簿(10人)
- Zaim(8人)
- らくな家計簿(7人)
- 毎日家計簿(5人)
- LINE家計簿(4人)
上位3つの家計簿アプリについて紹介します。
マネーフォワードME
マネーフォワードMEは、ユーザー数1,200万人以上の人気アプリです。
レシートを撮影すると自動で家計簿に入力される機能があります。
また、複数の口座やクレジットカードと連携することができ、家計簿を自動的に作成してくれる機能があります。
不正ログイン防止のための二段階認証機能もあり、セキュリティ対策されています。
シンプル家計簿
シンプル家計簿は、会員登録せずにインストールしただけですぐに使えるアプリです。
収入や支出の他にカスタマイズ機能があるので、特別な収入や支出を入れることができます。
初心者が扱いやすいよう機能が絞られていて、入力しやすいデザインになっています。
Zaim
Zaimも、マネーフォワードMEと同様、銀行口座やクレジットカードと連携することができます。
クレジットカードで使用した分を自動的に支出扱いで記録したり、給料が銀行口座に振り込まれたら自動的に収入扱いとして記録したりしてくれます。
支出のカテゴリを細かく分類することができるので、家計を詳細に分析することができます。
3つのアプリで共通する点は「無料」で使用できることです。
一部有料の機能もありますが、無料版に期限はありません。
無料版で使用してみて、慣れてきたら有料版に切り替えてより細かい管理をしてもよいでしょう。
- 保険マンモス株式会社 「家計管理や家計簿についてのアンケート調査」